日記帳

2004年07月31日(土) 長瀞

娘と顔を合わせることすらままならない平日の穴埋めを誓ったのか、夫今日は川に行こうという。先週は海で、今週は川ですか。

車で長瀞に到着したのが午後3時。怪しい雲行きを心配しつつ川べりに着くやいなや、降る降る。暗雲たちこめる空。

「すぐ止むよ」と夫、「まだ降る」とカーサン、いつものコントラストを見せ合っているうちに着ているものがびしょびしょ。

せっかく川に着いたのにね。少しは遊べてよかったか。と屋根のあるところに避難して娘を着替えさせる。着替えは娘の分しかないよ。

初めての川を怖がりもせず、5センチほどの深さの川底の石を拾うのに夢中だった娘。水が流れるって面白いよね。もっと遊びたかったよね。

すると気持ちが通じたか、雨が上がってまぶしくて目を細めるほどの陽射し。・・・夫の楽観が当たったな。

川べりに戻ると、さっき濡れた服がみるみる乾いていく。娘の脱いだ服も、岩の上に干してみる。いいかんじいいかんじ。

時折、川下りやラフティングのひとたちが川を下っていく。手を振ったり振られたり。

水は多くて濁っているけど、緑の濃いことよ、光の強いことよ。とんぼが数え切れないほど水面の上を飛び回り、隣の家族連れは水切りの競争で盛り上がっている。

夏だねえ。

5時近くまで遊んで引き上げる。高速道路の出口が渋滞、その後もなかなかファミレスが見つからず、夕飯にありついたのが7時半。

娘は車の中でリクエストしていたハンバーグとごはんにかぶりつく。もりもりと、そりゃもうもりもりと、お腹が減っているから食べっぷりも素晴らしい。

カーサン娘のもぐもぐと動く口元や頬を見ているうちに、涙が出てきた。
幸せだなあ。こんなに楽しくていいのかなあ。

しかも帰り道では花火大会に遭遇して、夜空に広がる花火に娘が歓声をあげる。素晴らしいおまけつき。

「おうちかえらないよ」「おとーちゃんもおかーちゃんもねないの」「ぶーぶ乗ってるの」と眠い目をこすりながら、体のあちこちをかゆがりながら、名残惜しくてたまらない娘。

カーサンだって今日という一日が名残惜しくてたまらない。たまらんよ。

またいっぱい遊ぼう。楽しいことは、まだたくさんたくさんあなたを待っている。


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