ゆかり「うー、歯が痛い〜」
にゃも「もしかして虫歯?」
ゆかり「もしかしなくても、虫歯よ〜」
にゃも「昨日、酔っ払って、歯を磨かないまま眠るからよ。 そんなことじゃ、ここの管理人のことはもう笑えないね」
ゆかり「うぅ〜、うっさいわね〜。歯に響くでしょ」
にゃも「それに管理人はあと1回で完治だって、すっごい喜んでたよ」
ゆかり「えっ!マジ!?まだ通ってたの?」
にゃも「二ヶ月かけて歯医者通いよ。ゆかりもそうならないうちに早く行きなさい」
ゆかり「あ〜ぁ、誰か歯医者に行かなくても虫歯が治るような薬を発明しないかなぁ?」
にゃも「(相変わらず、人の話聞かないんだから…) いい?ゆかり。そんな都合のいい薬は絶対できないんだからねっ」
ゆかり「そんなのわからないじゃーん」
にゃも「ったく。…そうだ、ゆかり、パタリロって漫画知ってる?」
ゆかり「カリメロ?」
にゃも「パ・タ・リ・ロ。あんた、わざと言ってるでしょう?」
ゆかり「はいはい、常春の国の話ね。そのパタリロがどうしたっていうの?」
にゃも「パタリロの漫画にね、こんな話があるのよ」
にゃも「ある日、パタリロはとっても画期的な歯磨き法を開発するの。 その方法とは頭蓋骨を取り外して、ダイレクトに歯を磨くというものなのよ」
ゆかり「画期的なのはいいけど、そんなことしたら、死んじゃうじゃない」
にゃも「いいのっ、パタリロなんだから」
ゆかり「あっそう」
にゃも「それでパタリロはこの新発明を世界歯周病撲滅友の会で発表することにしたわけ」
ゆかり「世界歯周病撲滅友の会?胡散臭い会ね〜」
にゃも「もし、これが学会で発表されたら、どうなると思う?」
ゆかり「世界中の虫歯に困ってる人間の何割かは助かるかもね」
にゃも「そう、それにこれから虫歯になる人の割合はぐんと減ることになるかもしれない」
ゆかり「死者も多数でるかもね」
にゃも「だから、そのことはとりあえず置いときなさいってば。 ところが、その論文を学会に送った矢先にパタリロは何者かに襲撃されるの」
ゆかり「それが世界歯周病撲滅友の会の手先だったとうオチね」
にゃも「そういうこと。つまり、世界歯周病撲滅友の会というのは表向きの顔で、 裏では虫歯の患者が減らないように、新しい予防法を闇へと葬り去る 悪徳歯科医の集団だったの」
ゆかり「ふ〜ん」
にゃも「ふ〜んじゃないでしょ!なんか言ったら、どうよ」
ゆかり「そんなことを本気にしてるなんて、にゃももまだまだね」
にゃも「なっ!私だって本気にしてるわけじゃないわよ! ゆかりが歯医者に行かなくても済む方法なんて、夢みたいなこと言ってるから…」
ゆかり「それにねえ、にゃもの言ったことを教訓とすれば、結局『歯医者なんて信用できない』 ってことになると思うけど?」
にゃも「……あ!」
だから、どうした?
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