| 2003年08月14日(木) |
今更それに気付くなんて… |
借りてきた∀ガンダムのビデオを一気に見ました(ぴったり十話分) うー、目が疲れたぜ〜(←当たり前だろ)
なんか∀って全然ガンダムっぽくないのに、 ちゃんとガンダムしてるんだよなぁ。
どこらへんがガンダムっぽくないかというと、戦いの舞台が地球にあるということ。 ガンダムというと、宇宙空間でミノフスキー粒子を気にしながら、 ライフルやビームでバンバン打ち合うというイメージが(私的に)あるのだけど、 ∀ではモビルスーツは皆、地上をがしょーんがしょーんと走るだけ。 打ち合いは勿論するけど、(メインキャラの)死者は滅多に出ない。
最初はこの戦闘の描写を物足りなく感じてたけど、 今では地球人も月から来た人も(∀はこの両者の戦いのお話なのです) 皆、地球という星を傷つけないような戦い方をしてるのだなと思い、 そこに作り手の配慮というか願いというものを感じさせられます。
作り手と言えば、∀にはファーストガンダムの原作者、 富野由悠季氏が原作・総監督として携わっています。 この間、たまたま富野氏がテレビに出てるのを見たのですが、 そこで彼はニュータイプについての定義をこのように言ってました(うろ覚え)
全ての物事をまったくの誤解なく理解し、先を見通すことのできる人間、だと。
物事をあれこれ考えてから行動してしまうと、そこには偏見が自然と含まれてしまいます。 これははっきり言って仕方がないことです。 でも、ニュータイプは物事に対して瞬時に全てを理解し、 更にまったくの偏見も誤解もなく、行動に移すことのできる人間なのだそうです。
こんな人間が本当に存在したら、争いなんて起こらないように思えます。 でも、ガンダム世界の中でもニュータイプ同士が戦い合ってるし、 ちょっと矛盾してるんじゃ…とか思ったんですけど、 ニュータイプは<道具>として戦わざるをえない状況にさせられてるんですよね。
だから、それを強いるオールドタイプな人間(主に大人)につっかかるし、 矛盾だらけの戦争に憤りを感じて、めちゃくちゃ悩んでしまう。 今までニュータイプってちょっと電波系?とか思ってたけど(すいません…) なんか初めてアムロやカミーユの気持ちとか苦悩がわかった気がします。 考えなくても全部わかっちゃうのってツライよなぁ。
∀ではニュータイプという言葉は全然出てきません。 ガンダムだって皆、滅多に呼ばないぐらいだし。 でも、ちゃんと「ニュータイプの苦悩」というのは描かれていると思います。
やっぱり、これがないとガンダムじゃないしね。 富野氏はちゃんとわかってるんだなぁ(←偉そうに)
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