2002年02月17日(日) |
MOTHER最終公演「Long Distance」感想。 |
MOTHERを観に大阪へいって来ました。 升毅率いるMOTHERを観るのは今回で3回目となりますが、残念ながら今公演を最後に解散をしてしまいます。会場は近鉄小劇場。いつもよりもかなり小規模な劇場です。(そのせいでチケットの予約が難しかった?)なぜ、今さら会場を小さくするのか?急遽決まった最終公演という印象は否めませんでした。(近鉄小劇場のすぐ上の階の近鉄劇場では身毒丸をやっていました。)いい意味で解釈すれば、旗揚げ当時と同じ小さな会場でお客さんを近くに感じたかったといえるかも知れませんが。しかも地元大阪が千秋楽ではなく、九州で千秋楽を迎える日程。???です。
物語の舞台は香港。闇社会から足を洗おうとする大泥棒ジェフ。最後と決めて引き受けた大仕事で、何者かの陰謀により相棒を失い、自らも投獄されてしまう。果たしてジェフは真相をつきとめることができるのか?といった感じのストーリー。 正直、ボクの期待通りの作品ではなかったかも。単にボクの好みでなかったといった方がいいかもしれませんが。 ストーリーが単調なわりにボクにとっては人物関係が難解で、結局裏社会の人物関係がボクには分からないままでした。(ボクだけかも?) 中盤、眠気を感じるほどだれてしまった・・・。 せっかくハードボイルドものをやることをテーマにしているのだから、もう少し登場人物の葛藤とか、生き様を見せるようなストーリーにしてほしかった。 ボクはやっぱり芝居を観る目がストーリー重視なのだと改めて感じた。もちろんプロの役者さんのすごさも感じるし、照明、音楽、演出方法なども気にして観てはいるのですが、いかに芝居に感情移入できるかはストーリーの出来次第だと思うのです。 そしてより沢山の感情移入ができた芝居がボクにとってはいい芝居ということになるようです。
ラストシーンで再会を約束するシーンは、お客さんに向けられたメッセージでした。 また、会いましょうと・・・。
彼らの今後の活躍に期待したいと思います。
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