今日は車校の卒業検定でした。 朝、9時20分に集合。 ちょいと早めに行って、2種類あるの検定コースのどちらになってもいいように、コースを歩いてイメージトレーニングしようと思っていた。 しかしながら、9時前に車校に着くともう受付が開始されている。仕方なく5,250円の検定券を自販機で購入し、受付をする。しばらく受付の前で待っていると、今日のコースはAコースだと発表される。
しまった、ノーマーク・・・。
Aコースは2段階の最初にやったコース。最近はBコースをしていたため、久しぶりに走ることになる。前々日の最後の技能教習もBコースしか走っていない。ヤマをはっていたが、当てが外れる。
そして事前説明のためいったん教室へ。 検定の注意事項、コースの説明、ポイントなどを聞く。
与えられたゼッケンは4番。(検定時のゼッケンは白地に黒文字) なんだか少し不吉。
ゼッケンの順番に検定を受けるので、今日受ける10人中、ボクは4番目に走るということだ。 早すぎて心の準備ができないほどでもなく、遅すぎて待たされすぎることもない。ちょうどいいかも。そう前向きに考えることにした。
2輪車室へ移動し、準備体操をして体をほぐす。 ほどなくして検定が始まった。
順調に順番がまわり、ボクの前の3人目の検定が始まったとき、ボクはヘルメットをかぶり、グローブをつけた。 緊張はピークに達する。
普段の教習はちょうど休憩時間に入っている。 チャンス! コース内に他の車がいなければ当然走りやすい。 なんとか休憩中に検定ができるといいのだが。
ゼッケン3番の人の運転するバイクを目で追いながら、頭の中でコースの確認をする。と同時に、さまざまな運転のポイントをおさらいする。 問題はスラローム、そして最後の急制動だ。
とうとう前の受験者のバイクが帰ってきた。 検定員(コース中央付近の小高い塔にいる)から名前を呼ばれ、手をあげて返事をする。
サイドスタンドをはらい、 後方を確認。 バイクにまたがり、まずサイドミラーを直す。
よし、落ち着いているぞ。
メインスイッチのキーをオンにする。 この間も右足でリアのブレーキをかけておくのを忘れないこと。
そして、セルを回す。 エンジンがかかった。
ギアを1速に落とし、再度後方を確認。 ウインカーを出して発進。
まず最初は坂道発進。 普通にやればミスするはずはない。 念のため、アクセルを少し多めに開けてクラッチをつなぐ。 よし、スムーズに発進した。 これでだいぶ緊張がほぐれた。
外周をまわって、最初の難関のスラローム。 規定タイムは7秒以内。 スピードを落とし、2速で進入する。 目線は2つ先のパイロンを見ること。 しかし2回目の旋回でバランスを少し失う。 少し加速してなんとか立て直した。 最後のパイロンをまわった所でアクセルを開けて加速する。 なんとか7秒はクリアーできたと思う。
次は踏切を越えて、クランク、S字の順番だ。 クランクに入ったところでノッキングする。 いつもの練習車と感覚が違うのだ。 クラッチをいつもよりやや握りめにしてなんとか事なきを得る。
次は波状路。 最後の教習でコツはつかんだ。 5秒以上のタイムも普通にいけばクリアーするはず。 ややバランスを崩したが、アクセルワークとクラッチの操作は上手くできた。
そして1本橋。 落ちたら即失格。 なにしろ落ちないように。 重心をやや前輪へ。 体のバランスよりも、ハンドル操作で前に進む。 リヤブレーキを上手く使いながら、半クラッチで。 心の中でも秒数をカウントする。 よし、10秒はクリアーしたはず。
最後に問題の急制動。 まだ教習は休憩時間中。 他の車はいない。 これなら進入で余裕をもって加速できる。 外周のカーブを3速、25km/hくらいでまわり、 直線に入って一気に加速する。 4速へシフトアップ。 赤いパイロンでブレーキ。 リアブレーキをかけすぎるとタイヤがロックするから、 かけすぎないこと。 1番目の受験者もロックしていたのを見ていたし、 このバイクを最後の教習で乗ったときに、やはりリヤがロックしたのを体験済みだ。 11mのラインの手前で停止。 よし、無難にこなしたぞ。 後方を確認して発進。 おや、教習が始まったみたいだ。 ぞくぞくと車が外周にでてきてなかなか発進できない。 いや、あわてないあわてない。 教習車を4台やり過ごしたあと、 ウインカーを出して発進、しない・・・。 あれ? ボク、ひょっとして4速のまま? 危ない危ない。 エンストしなくてよかった。 1速に落として、さぁ発進。 あとは外周を1周。 障害物は進路変更。 目視で後方確認も忘れない。
やっと発着地に戻る。
ギヤは1速のまま。 まずエンジンをきる。 後方を確認してバイクから降り、 サイドスタンドをかける。 検定員に一礼して、検定終了!
よーし! 何カ所か危ない所もあったけど、 これ以上ないくらい上手くいったぞ。 あとは、タイムと自分で気づかないところの減点がどのくらいされているかだ。
検定が終わった人から休憩室に移動。 全員の検定が終了するまで待つ。
他の受験者で、 「(バイクを)パイロンに当ててまった!」 と休憩室へ入ってくる人もいた。 可哀想だが失格だろう。 しかし、哀れんではいられない。 自分も受かっているかどうかはわからないのだ。
まつこと1時間くらいか。 検定者全員が教室へ集められ、 受験順に席に着く。 検定員が全体の感想をのべる。 そして、順に受験者ひとりづつに3カ所タイムと、減点箇所を知らされ、 合否が伝えられる。
そして、ボクの番。 「スラローム6.7秒。1本橋11秒、波状路6秒。申し分ないな。スラロームの2つ目でのふらつき、外周から1本橋の待機場所へ入るときのふらつきがあったぞ。目線はちょっと前にな。減点はそれくらいだ。」
「合格」。
ひゃっぽーい! これではれて大型二輪ライダーじゃ。
|