日々雑感
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2001年12月03日(月) サラ・ブライトマンを聴く

夕方、食料の買出しに出かける。近所のお寺には大きな銀杏の木がある。よく晴れた朝など、青空を背景に銀杏の黄色が浮かび上がっているのを見ると、あまりに鮮やかではっとする。「物言う樹」といった存在感。その銀杏もだいぶ葉っぱが落ちた。枝の間から夕空が透けて見える。

サラ・ブライトマンのCDを買う。元NHKのディレクターで「夢の島少女」「四季・ユートピアノ」などのドラマを作った佐々木昭一郎氏が、「新作を撮るならばぜひ使いたいのがサラ・ブライトマンの"time to say goodbye"」と言っていたと聞いて気になっていたのだ。迷ったあげく輸入版のベストを買う。帯を見ると、この"time to say goodbye"という曲は全世界で1500万枚も売れた大ヒット曲らしい。

さっそく聴いてみた。とても豊かな声をしている。歌もうまい。けれども、きれいにまとまりすぎているというか、何だかうますぎてもうひとつぐっとこない。そんな中で"time to say goodbye"はやはりよかった。ひとつの旋律が繰り返され段々と高まっていく。ドラマチックだけど甘すぎず、ボーカルと曲が幸福な出会いをしていると思う。(他に「青い影」のカバーもよかった。)この「ひとつの旋律のリフレーン」というところに佐々木氏は反応したのかも。パッヘルベルのカノンやバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」などを使っているように、佐々木氏は「リフレーン」ということに特別な思い入れがあるようだ。

CDを聞きながら夕飯の準備。最近は一人用の土鍋で野菜や豆腐や魚など煮込んでポン酢で食べる、そればかり。人に言うと「またか」と呆れられる。それでもこりずに、今日も鍋。鰯のつみれ入り。



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