日々雑感
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週末は川を下ったところにある街にいた。とある行事に参加せねばならなかったのだ。そこには昨夏知り合った家族が住んでいて、空き時間にでも会えたら、と思いながら汽車に乗った。
小さい街である。駅から会場へと向かう道すがら、お父さんにばったり。一瞬驚いた顔をしたあと、ニコニコしながらやって来てぶんぶん握手をする。今日はホテルに泊まるつもりなのだと言うと、何を馬鹿なことをと憤慨し「家に泊まりなさい」。結局お世話になる。
そんな週末のあと、寮の部屋にひとり戻ってきて、日本を発って以来皆無だったホームシックのようなものを、あの家族に対して感じているのに気づいた。人が寄り添い、互いに大事にしあいながら暮らす、そんな「ホーム」に対して里心がついたんだろう。そして、血のつながった家族だけが「ホーム」とは限らない。
夜、熱いお茶飲む。明日から天気が崩れるらしい。
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