友人宅で鍋会。日本、中国、ベトナム、シンガポールと、お箸を使う国の人びとばかり集まった。ベトナムの生春巻から始まって、麻婆豆腐、すき焼きと、遊びに来ていたドイツ人いわく「東アジア」の食卓。久しぶりに豆腐が食べられて嬉しかった。どれも美味。ワインも何本も空いた。それぞれの、いわゆる「彼氏」も来たりしていたのだけれども、ベトナムの子の彼氏(やはりベトナム人)を見て、これがアジアの美しさというものかと思った。凛としているところ。背筋がのびているところ。それでいて色気のあるところ。その佇まい。惚れ惚れした。夜、また霧がおりる。握手をして別れるあたりは西欧風か。