日々雑感
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朝、目が覚めると雪景色だった。雪を踏む感触がなつかしい。
夕方から、車で一時間ほど離れた小さな村にある家を訪ねる。12月1日から24日までの待降節のあいだ、今日はこの家、明日はこの家というように、その日の当番の家に村の人びとが皆集まって、お喋りをしたり、何か飲んだりするのだという。今日の当番のお宅では、ガレージに大きなクルミ割り人形を置き、ランプをいくつも灯し、大鍋いっぱいのグリューワインが用意されていた。帽子をすっぽり被せられて重装備の小さな子たちは雪合戦などしながら走り回っているけれども、大きい人たちはマグカップを手に震えている。何といっても吹雪。グリューワインもあっという間に冷たくなる。
その後、部屋の中に入って、大きい人たちはビール。小さい子たちは、直にベッドへ行く時間となる。もうすぐ2歳になる男の子は、ちゃんとそれぞれの頬っぺたにキスをしていった。右と、左と、一回ずつ。
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