日々雑感
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2003年12月14日(日) |
「春にして君を想う」 |
窓に叩きつける雨音で目が覚める。風が強い。外では雲がものすごい速さで流れている。明け方だけの嵐だ。
午後からは晴れる。友人とクリスマス市にてグリューワインを2杯飲んだあと、彼女の幼なじみだという友人の家へ。アイスランドへ行ってきたばかりだという彼から、アルバム3冊分の写真を見せてもらう。氷河。間欠泉。その上にかかる虹。溶岩大地。そして、ひたすらの地平線。
前に見たアイスランド映画を思い出す。故郷から離れ、都会の老人ホームに入ることになった農夫が、偶然幼なじみの女性と再会し、ふたりしてそこを脱け出して、かつて自分たちがいた土地を目指すのだ。ふたりは買ったばかりの真新しいスニーカーを履き、盗んだジープに乗って北へ向かう。荒涼とも見えるアイスランドの風景の中では、感傷の余地なく、人はただ人であり、死は死そのものであり、けれどもそれは決して恐ろしいことではないのだ。アイスランド、いつか行ってみたい。
皆してピザを食べたあと、2対2に分かれてサッカーゲームをする。友人の弟が小さい頃に遊んでいたという、小さな人形を使ったとてもシンプルなもの。「日本対ドイツ」ということで対戦したのだが、ドイツ圧勝、日本惨敗。ふがいないことをしてしまった。
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