日々雑感
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雪が溶けて、土や少し湿った枯れ草が見えてくるこの時期、外を歩いていると、名前を知らない小さな白い花や、ひと冬眠っていたのかもしれないゴム製のボールや、いろいろなものが見つかる。日なたの匂いがし始める頃。今日は寮の前の通りで何やら赤いものを発見。近寄ると、トマトの上半分だった。まさか、これは越冬したわけではあるまいが。
夜、ワインの試飲会に誘ってもらう。シャンパンから始まって、白二種、ロゼ一種、赤二種、最後にサービスでコニャック。どれもそれぞれに美味だったけれども、驚いたのはコニャック。しっかり飲んだことはなかったが、こんなに美味しいお酒だったのか。甘すぎず、辛すぎず、後味が何ともよい、余韻の深いお酒。よい気分で、つい、もう一軒ハシゴする。
夜道を歩いて、暖かい部屋へ帰って、読みかけの本のつづきに取り掛かる。けれども、たぶん本を開いたまま直に寝てしまうだろう。ぱたりと意識を失うように眠りこんでしまう日々が続いている。
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