日々雑感
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2004年03月29日(月) 青い花

快晴。日の光がまぶしい。いつもはバスで通り過ぎるところ、公園を突っ切って歩いてみる。

木登り練習中の女の子。それを下から見守るお母さん。太極拳をする二人組み。そして、いちめんに青い花が咲いている。小ぶりの花びらが忘れな草に似ている気がするが、実際のところはわからない。桔梗。りんどう。あるいは、あじさい。青い花はいろいろあるけれども、青で埋めつくされた原っぱを見たのは初めてだ。ただきれいというだけでなく、何か見てはいけないものを見てしまったような不安な気持ちにさせる光景。

それにしても、晴れた夕方ともなると外を散歩する人びとの何と多いことか。公園の中を、川べりの道を、それぞれ思い思いに歩いてゆく。たいていは二人連れ。あるいは犬といっしょ。その中に混じって歩きながら、ふと見上げると、五階建てのいちばん上の窓から通りを見下ろしている老夫婦と目があった。揃って白い服を身にまとい、肩を並べていた二人。


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