先日起きた事件はいろいろな意味でショッキングだった。
被害者が幼い子供であること、事件の舞台となったのが他ならぬ、某スーパーであること。
結果論で言えば、警備が手薄だったのじゃないか、とか、売り場の配置が悪かったのじゃないか、とか、店側の落ち度を責められる点もあるのかもしれない。
罪を犯した人を、服役中模範囚であったから、と言う理由で仮釈放、と言う形で社会に戻し、更生するまでしっかりと保護観察しなかった、と言う事実も責められるべきかもしれない。
あの店だから、事件が起こるべくして起きたのではない、とあたしは思う。
それはどこでも起き得ることだし、明日は我が身なのかもしれないのだ。
店員はなにをしていたのだ、と言う意見もあると思う。
ただ、実際に自分がその場にいたとして、何ができただろう、と言う想いはある。
「店員は自分の命が惜しかったのじゃないか」と言う意見も見た。
自分の命が惜しくない、と言う人の方が少ないと思う。いや、命が惜しい、と言うよりも、きっと恐怖心の方が勝ると思う。
あまりにも悲惨な事件だから、どこかに責任の所在を求めるのだろうけども、責任をなすりつけ合うのではなく、2度とこんな悲しい事件が起こらないようにするべく、何をするべきなのか、全ての人が考えるべきなのではないか、と思う。
「いっといで」
とのんきに子供を外に遊びに送り出す、なんて時代は本当に遠い昔のことになってしまった。
そんな想いの人が多かったのだろう。この週末は迷子放送もほとんどなく、しっかりと我が子と手をつなぐ親子連れが多かった。
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