ヘレンの日記
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2004年08月18日(水) ジョグジャ、デイツアー。

バリ以外の島も行きたい!

本当は原始的な生活が残るパプアに一番行きたかった。
しかし、ここは今、政情が安定しない。
「入島許可」を自国で取ってきた外国人でさえ、
「一旦国外に出て再入国しないと行けない」と昨日
門前払いをくった。

次に行きたかったカリマンタン。ここに船で行く
のはあまり望ましくない。「女性1人で、現地人しか
乗らない船には乗らない方が良い。念のために」

そう言われ、考えた挙句に結論を出す。
ジャワ島に飛行機で行くことにした。
治安が良いとは言えないこの国を旅するのは
地元民のアドバイスに従うしかない。

デイツアーに乗る。朝6:15の飛行機に乗りジャワ
を目指す。たまたま飛行機の窓から下を覗くと
山が見える。「プロモ山」だ!幸運に感謝。

飛ぶこと1時間ジャワ島の小京都、ジョグジャカルタ
に到着。ガイドと挨拶を交わし、世界最大級の仏教寺院、
ボロブドゥール(世界遺産)を目指す。
道中、ジャワの話をもろもろ聞かせてくれる。

インドネシアには13000以上の島があり、それぞれの島
には独自の文化が根付く。バリだけでなく別の島の
様子が知りたかった私は、気分も絶好調!

ここジャワ島には国の人口の6割が住むという。
バリにもジャワ人は、結構、住んでいる。
仕事として屋台や新聞売りなど路上でのもの売りも多い。
ジャワ島では今、就職が非常に難しく、生活は苦しい。
事実、観光名所そばには物乞いが多い。売りも、しつこい。

面白いなと思ったのは彼らの価値観。
大切なものベスト5は1妻 2家 3鳥 4刀 5乗り物
だと言う。なぜ、そんなにも鳥が大事??

今日、一番、印象に残ったのはボロブドゥール。
インドより海を渡り伝来した仏教が、ここ南海で母国を
凌ぐほど高度な芸術文化を花咲かせた証と言えるこのお寺。

多くの謎に包まれている。

1・そもそも建立目的も分かっていない。
  (王または僧侶の墓? 寺院? 王朝の廊? 曼荼羅?)

2.なぜか1000年以上も、火山灰にうもれていた。
  (王朝の衰退? 疫病の蔓延? 山の噴火?)

3.寺の土台に使われた石と、埋められてた石が同じ。
  完成と同時に埋められた可能性もある。 なぜ??

ジャワ原人の発祥と言われるこのジャワ島。
太古の歴史まで遡ると、エライ昔になっちゃうけど
イマジネーションを働かせ、ひょっとするとなんて
思いながら目の前の遺跡を見、古代に夢を馳せてみた。

ストゥパの中で優しく微笑む幸運の仏像の足の裏を
こぞって触り(幸運になるジンクスだって)
大ストゥパを右に5周回るのが仏教徒、ぜひと言われ
360度のパノラマを楽しみながら、旋廻。

きっと私は幸せになれる!
そんな夢を抱いて。

日本に居る時には正直「お墓参り」に行く時くらいしか
寺には行かない。不思議な感は否めないが、苦笑
今日見た仏像の顔、本当に優しそうで神々しかった。

ジャワ島に来れたことに感謝はしてるが、バリの独特の雰囲気に
すでに魅了されきった私は正直、バリに戻りたかった。
やはりバリ島は格別。とは言うものの、やはり
次回、インドネシアに来れる機会がもしあれば、
政情を見ながら別の島にも、やはり行きたい!

次はフローレンス島やパブア、ロンボクのギリに行きたい。
あとスラウェシ島にも。。。行けたらいいな。


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