2008年03月18日(火) |
Shame on China |
ついに退位という言葉まで出てきてしまった。
非暴力による自治獲得という一貫した「中道主義」には心から賛同するけど、チベットの人々にとってはもう我慢の限界どころではないのだろう。 弾圧、拷問、殺戮に加え、宗教や言葉や文化、自分のアイデンティティーを奪われるというのは、どれほど辛いことだろうと思うよ。自分が若いチベット人だったら、暴動に参加したんじゃないかという気もする。
ダライラマがラサを離れて50年近くにもなるのだから、直接メッセージが届かず(そりゃそうだ!写真だって持たせてもらえないんだもの)求心力を失っても仕方ないのかもしれないけど、チベット仏教最大の心のよりどころとしての存在を失ったらどうなってしまうんだろう。 やっぱりそれはだめだ。
昔「チベットチベット」という映画を見て以来、何かできればなと思って、何度かダライラマ関連のプレスリリースを翻訳をさせてもらったり、一昨年前は宮島での講演会を聞きに行ったりもした。 世界中で多くの人が同じように感じている。
中国によるチベットでの人権弾圧に(ウイグルでも!)世界中から怒りの声があがっているというのに、50年近くもダライラマはダラムサラの亡命政府から戻れない。チベットの人々はずっと弾圧されたまま。
中国がどれだけの経済大国であっても、日本を含め、今先進国が強力に働きかけないとチベットという国は本当に消えてしまうのでは?
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