もんすん日記

2009年10月23日(金) 殺伐とした国

日本って本当に疲れて殺伐とした国だな、と悲しくなったこと。

どこの掲示板で見たか忘れてしまったけど、「結婚してからずっと、夫は自分の風邪なら軽い風邪でも仕事を休むのに、自分(妻)や子供がどんなに高熱で苦しんでいようと入院しようと看病のために休んでくれたことはない。そういうことが積もり積もって不信感があり、離婚を考えている。」との相談内容。

それを見て、「そりゃーそんな夫は離婚されても仕方あるまい、ずっと耐えてきたなんてかわいそう・・・」と思った私だけど、驚いたのはその相談内容に非難ごうごうのレス。

同じ専業主婦の立場の女性からは
「そんなことで離婚なんて、あなたが甘えすぎている」
「専業主婦なら、這ってでも家事をして、夫は仕事に送り出すべき」

働いていると思しき女性の立場からは
「妻子の熱や病気くらいで夫に休んでほしいなんて、ろくな仕事の経験ないんでしょう」
「妻子の病気くらいで休む男は、出世なんてできない」

と、相談者の気持ちを踏みにじるかの冷たいレスばかり。えええ?こういう考え方がマジョリティーなの?とびっくりしてしまった。

たまーに、「うちなら休む」、夫が外国人の女性から「妻子が病気で苦しんでいるのに仕事を休まないなんて考えられない。上司も絶対に休暇を許してくれる」というレスがあったものの、大多数が相談者を非難する内容。
なんだか日本って疲弊した冷たい世の中だな・・と読むのが辛くなって途中でやめてしまった。

確かに「絶対に仕事を休めない日」というのもあるだろうけど、365日家族が病気でも絶対に休めない仕事って、、男性はみんながみんなそんな要職についているのだろうか?ブレア首相でも育児休暇とってたのにな〜。
何より女性が同じ女性に対してこんな厳しいことを思うのだなと、ネットの匿名相談とはいえ、ショックなものを見てしまった。

女性にばかり負担を強いる世の中なら、女性が結婚や出産に対して希望を持てないのは当たり前。
あ、でも世の中は「婚活」ブームとか、20代で「専業主婦希望」の高学歴女性が増えているとか、トレンドはよくわからないのだけど。


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もんすん [MAIL]

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