もんすん日記

2009年10月30日(金) 防火管理と野中

「防火管理講習」

28−29と会社の防火管理者を引き継ぐべく、防火管理講習を受講。神戸の会場は長田の防災センターだったので、ひと駅電車乗るだけでラクー。
講習の内容はほとんどが座学で、防火の基礎知識と防火対象物の防火管理計画等々の話だったけど、2日目は消火栓や火災報知機、消火器の実践訓練もあって面白かった。消火器は今回は中身水だったけど、はじめて使うのでちょっと緊張。
「ピンよーし、ノズルよーし、放射よーし」と声かけしてからかけるのだけど、実際火事現場に居合わせたら声が出なくなりそう・・。ちなみに消火器は初期消火に有効だけど、3−5mまで近づかないといけないし、15秒程度しか出ないので、天井まで火がのぼっているような時は消火栓、もしくは避難が先決とのこと。
簡単なテストも合格して無事終了ー。帰りにはさすがにお腹が張って疲れた〜。


「差別と日本人」

カンサンジュン「在日」に続き、在日シンスゴ氏と部落出身の野中広務の対談「差別と日本人」を読んでいる。すごく衝撃的なことばかり。
私は「ルーツがコリアンハーフ」というと、なんとなくアイデンティティが確保されるような気がして吹聴していた時期があるが、韓国には行ったこともなく歴史的知識もなく、しかも相手によっては重く受け止められてしまうため(カミングアウトされた、的に?)面倒なので最近はさすがに(吹聴は)やめた。

確かに差別自体100%差別する側の問題だと思うけど、日本でもほんの数十年前まで在日や部落であることで差別だけでなく命にかかわることだったのだと知って愕然・・・。高校の同和教育のクラスで「若い人は歴史を知らないことでかえって差別なんてなくなってしまうんじゃ?」という人がいて、それもそうやな〜と思った覚えがあるけど、歴史の認識(そして清算すること)は大切、と思った。

野中さんの「部落だろうが懸命に働け、それでもなお差別されたらそのときは立ち上がれ」という言葉に説得力があるよ!野中さんの壮絶な人生に圧倒されます。


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