2010年07月01日(木) |
もったいないおばけは悪か否か |
とあるコミュのトピックで「保育園の先生たちが”ねずみ婆さん”を引き合いに出して、子供たちを怖がらせているやり方がいけない」というものがありました。
ねずみ婆さんのいる倉庫に閉じ込めたりするその園は、確かに問題ありだと思うものの、単純に「おばけ」や「虫」を登場させて子供を怖がらせることもだめなんでしょうか?
最近の育児書を読んでいても「怖がらせて言うことをきかせるのはやめましょう」と書いてあるのだけど「もったいないおばけが出るから全部食べなさい!」や「ごねてばかりいると、むいむいでるで〜」(近所のおばあさんによく言われる)もあかんのかな?
虫を引き合いに出すことが「生き物を大切にする心を失う」、おばけが出ることによって「食事を楽しめない子供になる」とまで言うのは、なんだか神経質かな?と思います。 「虫を怖がらせると、生き物を大切にできなくなる」と言っている人だって、ごきぶりが出たら殺すだろうにな〜(笑)
個人的には、もちろん多用はいけないと思うのの、子供の心の中に、おばけや妖怪や「何か怖いもの」が住んでいるのはむしろ健全なことではないかしら?と思います。
はっちも「ねないこだれだ」を怖がるけど、読んでくれとよくせがまれるし、私自身人一倍の怖がりのくせに、水木先生の描く妖怪が大好き。そして、悪いことをするとどこかで妖怪が見ていて、あとで色々されるかも・・・と恐ろしくなったり。でもどこかでそんな妖怪への怖いもの見たさもあったり。
宗教が生活に根付いている国では、「神様が見ているから」という台詞が効くのかも知れないけど、そうでない日本のような国はお化けや妖怪が代役をしているのかもしれないな〜と思いました。
いずれにせよ、言いたいことはよくわかるものの、あまり神経質になるのって、「あほやばかという言葉を使うのはけしからん!!」と目くじらたてるのに似ているかも。 そういう言葉でも、愛情を持って使う場面だってあるわけですから。
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