DiaryINDEXカコミライ

2008年05月13日(火) 親鳥

疲れているのだろう。

責めてしまいそうになる気持ちを抑えて
ただただ ひたすらに 話を聞く。

休み中 繋がらなかった電話。
返ってこなかったメール。
その向こう側でうずくまっていた君。
今柔らかい声で言葉を選ぶ君。

ぽつりぽつりと私も 思ったことをこぼす。

健康にストレスを溜めずにいられるほうがおかしい。
そういう異常な職種を選んだ君が自分の立ち位置から動けずにいる。
期待された働きを見せることもできず、ただ体調だけが不良になっていく。
今までできた仕事すらぼろぼろと取り落として信用を失っていく。

そういう君をどーかと思う。
立ち往生して退避も立ち向かいもしない。
手負いで少し逃げて様子を見ているだけ。
そういう君をとても心配してる。
君の同僚も心配してるよ。
いつまでも傷は治らない。
いつまでも体力は流れ去り続けるだけ。

電話を切り際、弱々しい声で心配かけてゴメンと何度も言った君を
厳しい言葉で追い立てることなんてできるわけが無い。

君がもう少し元気になったら
私は全力で君の尻をたたいてあげる。
走り出せるように。

今はまだもう少しだけ、君の枕でいてあげる。
君に今必要なのは、戦いの装備じゃなく、安全な寝床なんだろう。


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