DiaryINDEXカコミライ

2008年09月06日(土) なあなあに。

火曜日に、付き合うきっかけになった街でちょっとだけ会って。
告白してくれたお店の前を通っても全然わくわくしなくて。
手をつなぐときだけ少し気持ちが動く。

あの特別な日、私がどれだけ嬉しかったか。
初めてつないだ手をどれほど温かく感じたことか。
それからいくつもの思い出を一緒に作って
始まったときよりずっと愛しくなって。
それが今この瞬間はどうしたことだ。
何も感じない。
何も。

もう駄目だ。
続けていかれない。
そう思って家に帰ってから電話した。
別れ話をするつもりで。

初めて手をつないだとき本当に嬉しかったこと。
今「あなたのことを大切に思えない」ことを。
そして私が何を不満に思っているのかをとつとつと語り
うさぎは相槌を打ちながら静かに聴いていた。

「それはもう、隣を歩くのも嫌ってくらい嫌いになったってこと?」
「や、そういうわけではないけれど」

珍しくしおらしいうさぎの言葉に動揺して否定する。
不満や違和感をはっきり言ってくれて有難いとまで言ってくれる。
少しずつ変わっていこうと、してるようなことを言う。

私は私で言いたいことを言い切ったらすっきりしてしまって
嫌いじゃないなら別に一緒にいたっていいじゃないという気分に。

あーあ。

今日も会ったけどやっぱりもう情熱はないんだな。
どうせこの先うさぎもあんまり変わらないし。
一年間ガチでぶつかり続けてきてほんの少し変わってくれたけど
もうあんな疲れることするほどの溢れんばかりの愛情は湧いてこないよ。

「嫌いじゃないなら一緒にいればいい」
程度の気持ちなら、もう本当に、意味なんて無い。

私のことを好きでたまらないって感じの
労る様な優しい笑顔もきっともう戻ってこない。

すれ違う日々の中で、それだけが私を救い続けてきたけれど。


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