DOTFAMILYの平和な日々
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| 2011年03月12日(土) |
片付け読書ノート11: 空夜 |
帚木蓬生著 講談社文庫 1998年4月15日第1刷発行 ISBN4-06-263747-2
私は文学は読まない。恋愛小説も読まない。だから帚木蓬生という人が何者で(って小説家だろう?)どういう小説を書いているのか全く知らない。一体誰が読んだんだ、恋愛文学小説なんて!
とは言え、目の前に本があると読んでしまうという悲しい習性なので・・・ついつい読み始めてしまった。
いやぁ、流石に文学ですな。読ませます。一気読みでした。
私は推理小説が好きなのだが、読み始めると犯人が気になって気になって、ついつい速読をしてしまう。そして、二回目にじっくりと読む、という読み方が習慣になってしまっているのだが、この本は結末を気にすることなく、最初からじっくりと時間をかけて読んだ。
そう言えば、高校生までは文学を片っ端から読んだものだった。私が文学嫌いになったのは、大学に入って文学を学び始めてからだったっけ。面白い本はジャンルを問わずに面白い、ということをすっかり忘れていた。でも、重松清の『ナイフ』同様、文学って敷居が高いんだよね。開くまでに時間がかかる。
それにしても、ハッピーエンドで良かった。
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