DOTFAMILYの平和な日々
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2011年03月16日(水) 片付け読書ノート16: 敵

筒井康孝著 新潮文庫
平成12年12月1日発行
ISBN4-10-117139-4

学生の頃、筒井康孝の本を片っ端から読み漁った。ナント、文庫ではなくハードカバーである。あまりに面白いので母にも勧めたら・・・彼女は一冊読んだだけで拒絶反応を起こした。どうしてだろう?どこが面白くないのだろう。

月日は流れ、私の筒井康孝熱はすっかり冷めてしまった。(余談だが、筒井康孝熱の前は大藪春彦熱だった。『汚れた英雄』にはまりましたな。『蘇る黄金』が流行った頃には冷めてたけど)筒井康孝のハードカバーは手元には一冊もない。読み返そうとは思わない。ストーリーもほとんど忘れてしまった。で、久々の筒井康孝。

これ・・・怖い。怖かった。私はホラー小説または映画を全く怖がらないのだが、普通の小説や映画でもの凄く怖くなることは良くある。この小説はホラーではないと思うのだが・・・怖かった。歳のせいかな・・・死都死都。


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