先週、映画『エニイ・ギブン・サンデー』を観た。
主演アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、監督オリバーストーンと聞くとスゴそうだが、やはりそこはアメリカンフットボール映画。日本では共感得られないのね。土曜の夕方だったのに席はガーラガラ(まー読み通り)。確かに「残る」セリフはあったが、うーん……。
昨晩のリベ幹部ミーティングでも『エニイ〜』の話が出たが、麻生と僕の共通見解は『ルディ』の比ではない、ということ。この『ルディ』という映画(確か「涙のウィニングラン」とかっていうイケてないサブタイトルがついていたが、それはご愛敬)、リベの面々はもうほとんどが見たと思う。ちなみに映画館に一緒に見に行った岡さんとゆーさんが、後日二人とももう一方を指して「前のイスに覆い被さるようにして泣いてた」という証言を残している。
マユゲが初めて見た時は、そんな前評判で無意識に身構えていたのだが、始まってしまえば、号泣を越して鳴咽状態になっていた(一人で見てて良かった)。思い出した時にまた見ても泣けてしまうんだよな、これが。
主人公ルディのひたむきな想いに、メチャメチャ感情移入しまくる(ルディを演じる役者ショーン・アスティンがバッカスのイゲに似てるもんだから、余計になんだけど……)。自分がなくしてしまったものを再び胸によみがえらせ、同時に今の自分と照らし合せて胸をえぐられるような想いになる。
まあ過去アメフトに熱い想いをぶつけた経験のある人には是非見てもらいたい映画(この映画、もうひとつオチがあるんだが、見てない人がコレ読んでるかもしれないから、言わないどこ)。
胸をえぐられるといえば、今日見たドラマ作品。
同じく昨晩のミーティングでの話。
麻生 「○○(マユゲの名字)、『白線流し』って見た?」 マユゲ 「いや、見てないけど」 麻生 「お前、絶対見たほうがいいよ」
そう言われると気になるじゃん。さっそくビデオ屋で帰りにビデオデープ全4巻借りてきた。そして……、全11話、一気に見た。 麻生、お前の言った通り、ハマった……。
簡単に言ってしまえば、高校卒業というターニングポイントに差し掛かった7人の若者が、悩み、もがき苦しみながらも、それぞれの道を見つけていく、というストーリー。彼等のセリフ、行動ひとつひとつが、ボクの今のノーガード状態のボディに強烈に打ち込まれた。
打たれまくって、ボー然としつつも、ビデオを返しにいく。しかしそこにあった続編の特番2本「19の春」「二十の風」もまた借りてきて、さらにボッコボコに打たれてしまった。
主人公のひとり、園子(酒井美紀)は、おとなしくて真面目。自分でも、受け身な自分を変えたくてもがき苦しんでいる。そんな彼女が「走る」シーンが何度かある。
とにかく走る。 懸命に走る。
彼女を走らせるもの。それを自分に重ね合せて考え、夕暮れの空を見上げてしまうマユゲでした。
明日、スピッツのCD(主題歌)借りて帰ろっと。
2000年06月11日(日)
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