今日はマイドとカナックス戦へ。
今夜の相手は、西カンファレンスで2位を争うライバルのダラス。レギュラーシーズン大詰めでの超好カードだ。最近はカナックス選手の顔と名前もバッチリ一致してきて、応援にも力が入ってきている。この大一番はぜひとも観ておきたい。
と言ってもmayugeはチケットを持っているわけじゃなかった。もうこの際、多少高くてもダフ屋から買おうということでね。ただし奴らが相当な高値を吹っかけてくることは必至。こっちもみすみすふんだくられるわけにはいかないので、マイドと作戦を考えた。
まずはカナックスの本拠地GMプレイス近くにあるスポーツBar『Shark Club』で試合開始時間と同じ午後7時に待ち合わせ。店に入ると、すでに満員だ。ここはバンクーバーにしては珍しく白人だらけだな。ホッケージャージを着込んできている奴も多い。
ほぼ時間通りに現れたマイドとともにまずは乾杯。店内で試合開始を見届けたら、すぐ近くにあるGMプレイスへ何気なく繰り出して、群がってくるダフ屋の話を聞こうという魂胆だ。試合が始まってしまえば、ダフ屋としても手元に残ったチケットを売り切ってしまおうと大幅に値段を下げてくるもの。しかも2枚いっぺんに引き取ってくれたら恩の字だろう。
アッタマいいなー、俺たち。
で、第1ピリオド10分過ぎにゆっくりと店を出る。すると、さっきまでGM近くに群がっていたダフ屋の姿が全く消えていた。
えっ?
少々焦りながらもメインゲート方面へ急ぎ足で向かう。するとガラの悪い感じの男が数人。
よかった、まだいた。
そのうちの1人が歩み寄ってくる。おっと、また「高けりゃ要らないよ」ってモードに戻らなきゃ。しかし奴が話しかけてきた言葉は、
「チケット、余ってない?」
他の奴らも、チケットを売るどころか、どうにかして欲しいという奴らばかり…。
しまった…。カナックスの人気を読み違えていた…。ダフ屋までソールドアウトだったか。今年は強いもんなー。トホホ・・・。
仕方なくまた『Shark Club』へ。あっ、またさっきのウェイトレスの姉ちゃんが担当だ。バーでの出戻りは、ちょっと恥ずかしい。
試合はカナックスが2点差を追いつく展開だったが、最後に1点入れられて惜敗…。マイド曰く、「ま、チケット買えへんかって、よかったんちゃう?」「最近勝ちすぎやから、プレーオフ前にちょっと負けとったほうがええんや」とのこと。
そうだね。
しかしおさまりがつかないマイド、
「サインもらいに行こか?」
というわけで、GMプレイスの関係者用駐車場出口でなんと追っかけばりの「出待ち」を敢行。
くだらない話で盛り上がりながら待つこと数分。するとまず出てきたのはマット・クック。赤いフォードの四駆で彼女と一緒だ。その後、クルーチェ、ソーペル、リンデン、マリックなど、体格と顔でそれと分かる男たちが続々と登場。みんないい車乗ってたなー。
まさか自分が「追っかけ」のようなことをするとは思わなかったけど、実際やってみると結構面白いね。特に最近選手の顔を覚えてきたところだしね。
結局、皆、窓も開けずに帰ってしまったので、サインをもらうことはできなかったけど(といっても2人ともペンを持っていなかった)、なんかひとつ余計に楽しめた気がしたよ。
それにしてもマイド、今日もNaslund(発音は、ネーズランドって感じ)を「ナッシュランド」、Bertuzzi(同、ブァートゥーズィー)を「ブトゥージ」って言ってたな。しかも最後は「ツージ」にまで省略してた。
でもそれはちょっと、「ピンクの小粒後」って感じでイヤだな…。
2003年03月25日(火)
|