思い出に変わるまで
DiaryINDEX|past|will
二日前からヘルパーの講座が始まりました。 どんな授業なのか期待に胸を膨らませながら会場に行きました。 5月中旬まで毎週日曜、この資格を取得する為に通うと決めてから 福祉という世界に興味を持ち始め色々な本も読むようになった。
一言では言えませんね。 奥が深すぎて。
これからの超高齢社会を迎える中で私の中の認識は母が脳梗塞で倒れ、障害を持ち、介護無しでは生活出来ない状態になるまで全く興味も無かったし、関心すら持とうとも思わなかった。 自分の母だから介護も当たり前だと思ったし、不自由な体での生活を何とかして快適に過ごしてもらいたいと思う気持ちが資格を取るまで成長する事も想像できなかった。 今回一回目の授業、講師は若いのにケアマネージャーの資格を持ち、福祉に携わって10年を迎える先生だった。 先生自身も子供の頃から家に認知症の祖母と生活しており、家庭崩壊の現状、介護の厳しさ、福祉社会の未完成さを生の声で語ってくれた。 認知病棟で働いていた時の経験話。 先生の口調は面白おかしく話してくれたけど、その裏の現実の厳しさ、人間の尊厳を考えさせられる事。 答えが出ない数々の宿題を出されたような気がした。
身体の不自由な人、病気で日常生活に不自由がある人、そんな人の不自由な事を助けてあげるだけの仕事かと思ってたらぜんぜん違った。 医療的知識も必要だし、人と人とのつながりの中での仕事。 人間的な成長や許容も無ければやっていけない。
責任の重さにも驚いたけど、その反面興味も出てきた。
まだほんの入門的な状態だけど、いつか自分の糧になってくれると信じて最後まで頑張ってみたいと思う。
|