最強の星の真下

2002年02月14日(木) とある夜の渋谷の話。

今日は、しばらく前に体験した笑い話を一つ。

渋谷で知らない人に声をかけられた。ナンパ・・・ではないなあ。ああいうのはなんと言うのだろう??平たく言うと買う人ですね。
「あの〜(←湿っぽい小声)」
「?」見るととっても汚い格好をした40年配のオジサン。
「こ、これでどう?これで」指三本立てている。
・・・・・・・・・・・・。三億かね?でもジュラルミンケースを持ってる気配はないわねえ。

そんな端金で私を買おうなんて、というか、私を買おうなんて三千年早いわっ(怒)!!
当然無視。
が、小汚い男は食い下がる。
「じゃ、じゃ、これ、これでどう?」指四本。
出直せ。
無視する私に次なる食い下がり。
「や、いや、あなた、理想、もう、理想」
間に合ってます。更に無視。
「あの、奴隷、女王様に、いやホント、理想で、奴隷にして、女王様に、なって下さい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
誰が女王様ですって?誰が奴隷?まさか私?私に言ってる訳?!
どこかでブチッと音がしましたね。
怒りに手が震えるくらいでした、私。
誰が女王様?誰が理想?!

・・・渋谷ですよ、渋谷。ハイヒール履いた派手な格好をした、女王様が似合いそうな女性がいくらでもいる渋谷で。
なんでロングの地味なワンピースを着て会社鞄を抱えた私が理想で女王様なのよ!!
(しかもあの時のワンピースはAラインのフレアスカートだった・・・)
別にその男がマゾヒストだろうが奴隷だろうが構わないけど!そんなの個人の自由だから勝手にするがいいわっ!でも!!私を勝手にサディストに当て嵌めないで頂戴っ!!失礼な!!


・・・後日このエピソードを話した友人全員に、大爆笑されました。だからきっとこれは笑い話なのでしょう・・・。くっ。

結論:世の中って、おかしなヒトが多い。皆様気を付けましょう。


私をサディストに見立てる存在すらも種の多様性に含まれるの?・・・それってかなり厭。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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