今日は鴻上@networkの公演を観に行った。
全体的には面白かった。が、導入部は、何となくぎくしゃくしていたような気がする。池野めだかが最初の方、流れに乗り損ねていたよーな・・?緊張していたのかな?オーバーアクションが微妙に浮き上がって見えた。でも木野花との掛け合い辺りから違和感が感じられなくなって気付いたらしっかり話に入り込んで観終わっていた。
今回は既存の戯曲だった事もあるのかなあ、確かに面白かったのに、何となく同じ公演をもう一度観に来たいとは思わなかった。
あ〜面白かった!終わり。
というのが正直な観劇後感である。 第三舞台の前公演は今でももう一度観たいと思うのに、一体何が違ってこんなにあとくちが変わるのかなあ。
良く分からないけれど、一つはっきりしているのは話の底が浅かったという事かな。いや浅いと私が感じた、が正しいか。 存在と非存在、価値の定義と人生模様を絡めた位では、鴻上さん作の戯曲の複雑さ曖昧さの残る観劇後感に太刀打ち出来ない!と思ってしまったので。 あれ?イマイチ解らないところが・・・と思うと、もう一度観たくなるのが人情なんですな〜。
今日は公演の後、友人宅のホームパーティーにお招ばれした。 なんと貴腐ワインをご馳走になった!!うっとりと素晴らしく美味しかった・・・。トロリとしてしかも滑らかで甘くて後口が爽やか。アルコールが飲めない体質をこんなにも悔しく思ったのは久しぶりである。折角のワインもホンのちょびっとお味見させて貰っただけだなんて!ああ貴腐ワイン。
アルコール摂取出来る体質改善法があったら是非チャレンジしたいものだ。遺伝子治療とか!・・・いや実は私、そーいう治療にはあまり賛成していないのだけれどね。 でもも少しアルコールが飲めたら、今よりどんなにか愉しい人生だろうと空想するのだ。口から漏斗でウィスキーを一瓶流し込まれたら確実に死ぬと断言できるほどアルコール摂取が出来ないのは、はっきり言ってちょっとした不幸だ。 ・・・あ、もしかしてウィスキー一瓶流し込まれたら誰でも死ぬかな?でもワインくらいだったら私も命までは落とさない、ような気がする。意識は落とすだろうけど。
・・・でもアルコールは悪魔の水とも言うし。飲めたら飲めたで別の危険があるからなあ。従兄弟はそれで命を落とした。 胃潰瘍なのに大酒を飲み過ぎると、胃は破裂してしまうのである。胃が破裂すると腹膜炎を併発する。・・・というか、消化管に穴があくと、腹腔内が必ず細菌感染する。「消化管はドブのようなもの」(←某医師談)だからだ。従兄弟は胃を破裂させてあっという間にあの世へ逝った。ホンの2、3日で数百万を消費して、あっという間の見事なトンズラだった。保険の効かない治療までして、でも甲斐はなかった。 酒は怖ろしい。
でもでも貴腐ワインは別なんである。怖くなんてないのである。だいたい、胃を破裂させるほど飲もうと思ったら、破裂より前に破産する。 あ〜残念。
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