最強の星の真下

2003年01月06日(月) 呆けのツケ。フェリーの件(怒り初め)。

仕事始め。
家に引き籠もって生活していたツケをしっかり払った。

鞄を持って電車に揺られるのも久しぶり。鞄の重みで頭が痛くなった。
・・・多分鞄の所為だと思うのだが定かではない。
引き籠もり生活で心臓がサボることを覚えて血圧が下がって頭まで血が回っていないための酸欠による頭痛、という可能性も充分あり。
こういうとき、余分な身長は邪魔だ、と思う。
重力って凄い。

英文を見るのも久しぶり。
・・・でもないか。休み中はクリスティの洋書に一応チャレンジしなくもなかったし(←眺めただけかもしれない)。英語のWEBサイトにも少しは行ったし。

まあしかし仕事英文は久しぶり。
おお〜スー久しぶり〜、などと思ってもなかなか返事が書けない。・・・英語が頭から抜けてるからね・・・。
四苦八苦しながら書類を読み、四苦八苦しながらメールを書き。
しかも時間が経てば経つほど頭痛がグレードアップする。
何度吐いても頭痛が治まらない。こんなしつこい頭痛も久しぶりである。

この書類明日にして帰ろうかな・・・。と何度か思った。

しかし海の向こうの同僚からのメールの日付を見ると、どうも休日も頑張ってくれたらしい事がありありと判る。無理を言ったのはこちらだ。いかん。ここでヘタレてはいかーん!
気力を振り絞って仕上げて送った。でも資料をファクスする気力は既に無かったのだった。きっと今日届くと思って待ってるんだろうな・・・。申し訳ない。もう揃えてあるのだけど。ファクス番号調べる気力が無かったのだよ。明日送るよ。
内心で手を合わせて帰宅。

嫌な年明けだ。



今日腹が立った事。
フェリー漂流のニュースについて。
フェリーの乗客は、エンジントラブルの説明は受けていたが自分たちが漂流している事を、ニュースで見るまで知らなかった。
夜のニュースで、船長さんが「対応が悪かった事をお詫びします」と頭を下げていた。

違うだろう!
そうじゃないだろう!!

エンジントラブルの説明をした時「こんな船に乗ってられるか!」などと言った客が乗っているような船で、漂流している事を説明したところで、徒にパニックを引き起こすだけだろう。
心労と不安で、客の余計な消耗を誘うだけだろう。

海の上で「乗ってられるか!」と叫んだ客、じゃあ降りれば?大海原のど真ん中で。と言いたいところだが。
・・・まあそのようにパニックでただ他人に八つ当たる人がいる、というのも解らないではない。(頭ではね。共感は出来ないけれど)

だがしかし。海の上なのだ。パニックが一番警戒されるべき海の上だ。
船にあっては船長の判断が絶対。これが海の、最低限のルールだろう?!

混乱、恐慌は伝染する。
一人パニック体質の人間がいるならば、周囲は巻き込まれる危険性大だ。
私は、船長さんの判断が頭を下げなくてはならない程間違ったものだとは思わない。

応急処置でなんとかエンジンを、移動できる程度まで復旧させる事が出来たではないか。安心のタネが出来るまでは、閉鎖空間で不安を煽るような事はすべきではない。

勿論、メンテナンス等々、フェリー会社の責任は重いだろう。
でも、そこで何故、船長さんが頭を下げ「お詫び」をしなくてはならないのか。
そこまで「お客様」とやらに迎合しなくてはならないのか?
頭を下げるべきは他に居るはずだ。

海は海だ。

それが解らない乗客が図に乗って、或いは嵩に掛かって「情報提供」などと言い立てるのは、私の目には子供のヒステリーに見える。何とも嫌な事件だと思う。

船長さんが気の毒だ。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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