最強の星の真下

2004年07月31日(土) 西瓜。サッカー。

本日、死んだように眠って、医者に行きそびれた。しまった。

しばらく前にテレビの番組で西瓜の食べ比べをやっていた。そこで紹介されていたデンスケ西瓜なるものを食してみたいが随分高いものらしいな、と弟くんに話したところ、そんなに高くはないぞ、旬の時は他の西瓜と似たり寄ったりだと教えてくれたので、旬である今の時期、機会ある毎にスーパーで探していた。

で、10kg以上もあるダイナマイトという西瓜を購入した。
デンスケと同じ品種らしい。けど「デンスケ」は登録商標だから生産者が違うと名前も違う、ということらしい。ふむ。
スーパーの人が、自分はいつもデンスケよりダイナマイトの方を買うと言っていたので、ダイナマイトにしてみた。(値段が同じでこちらの方が大きかったというのもある。大きなつづらを選ぶ小市民その1)

早速冷やして食したが、カレーの後だった所為か、「味が濃い」という評判を確かめるに至らず。明日再チャレンジしよう。




だらだらと熱狂しながらアジアカップを観る。

マレーシアの審判のファウルの取り方があからさまにヨルダンに有利で腹を立てる。
もしやヨルダン国王が試合観戦に来てるからっておまけしているのか?ああ高円宮殿下がご存命であれば日本だってきっと殿下が行っただろうに!
それとも単純に日本に負けて欲しくてヨルダンを贔屓したのか?
若しくは、この審判は単純にジャッジが下手糞で、本当は国際Aの試合なんかを任せられるレベルではないのに間違って資格を授与されて出てきてしまった恥晒しくんなのか?

PKを見て確信。ああ単に日本に負けて欲しくてヨルダンに甘くジャッジしたのか。
でもねえ審判さん、どこからどう見てもヨルダンの方が上手いように見えるのにあんなにあからさまに強い方を自分の感情で贔屓すると、贔屓した側がとっても犯罪者に見えるよ?職権乱用罪。

この審判、あれだけヨルダン選手が反則しているのに取らないってどういう事だ。
ヨルダンの反則取るのはセンターライン付近とか日本ゴール付近ばかり、ヨルダンが不利にならない位置でだけってのは何なの?
しかも日本選手が反則していないのに反則取るってのも何なのよ?
日本選手が後ろからファウルされて倒れた時に、倒れた選手の後頭部にうっかり自分の顔面ブチ当てちゃって後から自分も倒れたという間抜けなヨルダン選手がいたけれど、それが日本側のファウルになるって、それはいつ出来たルールなんだ?
お前がルールブックなのか?
その眼球は幻でも見ている訳?

それからひとつ声を大にして言いたいね。
どれだけパスワークが良かろうが、どれだけ足が速かろうが、どれだけ体力があろうが、あれだけ審判にアドバンテージを貰っても勝てないヨルダン代表チームは、はっきり言って弱い。
あれだけ中国人の応援を追い風にしても勝てないヨルダン代表チームは、思いっ切り弱い。

いやまあ、3度も文句無しの組み立てでゴール前からシュートしておいて、それを全て外した日本代表チームも結構弱いと思うけれど。
一度なんか、もう絶対入るタイミングだ、とシュートが決まった気分で「やった!」と叫んだのに、その後でボールがゴールの上をすっ飛んでいったのを見て、突っ込む言葉も出てこなかった。TVの前でガッツポーズのまま固まりましたな。
足場が悪いにしても、それはヨルダンチームも同じ。なのに日本選手だけ動きが悪いしボールも足に付いていないからすぐに取られるし。
最初は味方に速いパスを出していたけれど、受ける側が全然追いつけなかったり受けたボールの勢いを殺せずに大きくバウンドさせてしまって取られたり。それで途中から緩いパスばかりになって、今度はスピードが無いからヨルダン選手に簡単にカットされていた。
粗いプレーが目立った。
中国人観客のブーイングの嵐の中での試合で、審判も不公平で、ピッチ外でも嫌がらせの連続で、疲れているだろう大変だろうとは思うけどね、でもね。
だからこそ、そんな陰湿さに負けないで欲しいと思うのだ。だからこそ負けずにいいプレーをして欲しい。

まあ精神面では、充分負けずに頑張っていたけれど。あれだけ不公平な判定をされ続けても、誰一人苛々を顕わさずプレーに専念していた(その分、彼らの代わりにお茶の間のTVの前の観客が、あの暴虐審判とサッカー場にいるマナー最悪の観客達に対する怒りと苛々を爆発させていたに違いないが)。これについては手放しで賞賛したい。

川口は素晴らしかった。
凄味のあるプレーだった。今大会の川口は、何かが降臨しているとしか思えない。
前後半延長と延々攻め込まれながらセーブし続け、何よりもPK。
PKになればヨルダンのキーパーより川口の方が上手いから有利だな、とは思っていたけれど。まさかキッカーがいきなり2本外すとは。
しかも日本サイドが2人、ヨルダンサイドは1人しか蹴っていないのに、足場が滑るからとサイドチェンジ。何だそりゃ!!!贔屓にも程がある。じゃあヨルダンサイドにも2人蹴らせてから変えろ!

中村と三都主がPK外した後、更にヨルダンに有利にサイドチェンジされて、ひたすら「川口、君が2本セーブすれば済む話だ。今大会の君なら出来る。大丈夫、ボールと同じ方向にさえ跳んでいれば君なら絶対止められるから、頼むから同じ方向に2回!跳んでくれーい!」とTVに向かって暗示を掛けていた訳だが。
そして日本のお茶の間のTVの前にいた三千万人(推定)の観客もきっとそう呟いていたと思うのだが。
・・・本当に止めるとは。

今日彼に取り憑いていたのは一体何だ。
化け猫か、ウツボの神様か、モチモチの木の神様か、それともチンギスハーンか、クルセイダーズか。試合に出られなかった楢崎という可能性もあるな。

何が降りていたかについては諸論ありそうだが、とにかく川口は文句無しに凄かった。

PK戦を制した途端に、母とTVに向かって大歓声大拍手。手が真っ赤に腫れるほど拍手した。
我が家のお茶の間、スポーツ観戦時はいつでも騒がしい。


ジーコ監督の試合後のヨルダンに対するコメントも良かった。
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本当に最後まで信じた執念の勝利。最後まで慌てなかったが、90分、120分で決められなかったのが惜しかった。PK戦で2つ外しても、最後まで信じていた。あとは落ち着き、これに尽きる。準決勝のバーレーン戦は切り替えてしっかり行く。 これがサッカー。まさに何が起こるか分からない。スタッフ、選手関係なく、全員がひとつのボールに信念を乗り移らせた。相手は2つのPKで勝ったという気持ちになったと思うが、最後の一球まであきらめず、この勝利を引き寄せた。これからさらに気を引き締めてやっていく。今日のPK戦のときに相手の選手は、われわれが外すたびにおどけてみたり、自分たちの勝利をアピールしたりしていた。あれはやってはいけないこと。わたしも絶対自分のチームにはやらせない。互いの尊重あってこそのスポーツ。その結果、彼らは明日家に帰らなければならなくなった。
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見ていて、マナー悪いなー、と思っていたし。溜飲が下がる気がした。
いいぞ、ジーコ!
でも勝ち試合のインタビューの後くらいは、ちょっぴりでも笑顔を見せればもっと一般ウケが良くなると思うのだけど。愛想ない顔してるとそれだけで損してしまうよ。日本ではね。
他人事ながら心配になってしまう。

まあなにはともあれ、フル代表の皆さん4強入りおめでとう!!



で。
結局19時から22時まで、延々3時間TVの前で騒ぎに騒いで1日が終わった。
つまり今日はダイナマイトとサッカーだけの1日。



そういえば、今思い出したが、試合の最中にniftyからセールスの電話が掛かってきた。
即、「申し訳ありませんがいま試合がいいところなのでまたにして下さい」と宣言したところ、セールス電話のお姉さんは大変感じ良く愛想良くすぐに納得してくれた。
なかなか好印象だ、@nifty。ポイント高いぞ。また同じ人から掛かってきたら、話くらいは聞いてもいいかな。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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