WEB!! J.B.Pro.薔薇色の日々
ほしの・しらど



 かの小説を読んで、愛を吐く!!

もー・・・今さらですけど「吐かせて」ください(笑)

ずっと読んでませんでした。
「歳三 往きてまた」
で、今夜、流山の辺りから一気に読みました(前半はとりあえず・・いやその)

子供を寝かし付けながら、ええ、もう一気に・・。

作者の間合いが普通の小説家と違うな、と思ってたら演劇なんかの
シナリオを書いてた経験をお持ちだとか。
そうか、その「間」なんだな。(コントも書いてらしたし)
どう考えても、土方と島田、大鳥と土方、相馬と野村などの「間合い」が
マンガ家出身と言われてもおかしく無い「運び」で、
すぐにビジュアル化できるモノですね。この本。
わかりやすい。

あー、でも、久しぶりにこの手の本を読んだので、感情移入してしまいました。
そういう意味でもこの小説のタイミングは私的に良かったのかも。

なんにしても、この(主に流山以降部分からしか読んでない)小説。
ちょっと部分でどうしてもビジュアル化したくて仕方ありません。
みんなそうだろうなー・・・と思いながら、うずうずしてました(笑)

文面とは違う、深読み部分が、主に・・・・(1人で笑ってた)

いやもう、すっかり土方ってアイドルだけど、それがまた一際「同人誌」受けする描写。
(これはあきらかにオカシイやん!!)ってツッコミ入れる余地無しのボケ。
わざとらしいボケ。と、色気(あああー・・・)

秋月が出てくる辺りからもう止まらなくなりました。読むの。
きっと若ちゃんが読み出したら、大笑いするか、泣くかのどっちかだろう(笑)
私は笑ったけどさ・・・。

島田人気上昇の意味ってこの本の影響もアリですか?
最近の。
あと、相馬と野村。

沢忠助はね、広瀬仁紀著の「新選組風雲録」でハマったから、まあ、うろたえませんでしたけど・・・。
さすがに近藤に「惚れてた」と来た日にゃ、
「あああああああ、そんな字ズラを見せないで、ハッキリと。恥ずかしい・・・(笑)

本多もいいポジション確保してましたね。大鳥絡みで出てきてたので、
鷲の木上陸時なんて、人見さんより名前が「先」!!
さ・き!!!!(ほほほほ)
初めてだよ、本多が先・・・(うっとり)
大鳥と土方の会話に報告しに割り込んでくるあたりも
「作者!!良い出番作るなー」と本多スキーにとっては至福の一行でした(笑)

会津の凄惨な自決シーンは、願わくば詳しく書かないでほしかった。
4つと1つの子供を傍らに寝かせて読む文章にしては、心臓が痛すぎ。
足までいやーな汗かきました。

いやーな汗と言えば、玉置が出る時もそうだし、もちろん近藤が斬首されるシーンの相馬からのビジュアルも。
沢をかばって討ち死にする尾崎のシーン、滝川が二股でみた敵の凄惨な仕打ち
(この小説では、敵が、死んだ幕軍の兵の目をくり抜いてましたね。滝川の前で)
だいたい、全てにおいて「死」に関するシーンが辛過ぎました。

だからさ、最近真面目にこのテの小説を読んでなかったから、免疫が切れてたのね。

わかってはいたハズの幕末の凄惨さを再び刻み付けられました。
(この小説でか)←いや、別に他意はありません。

そんでもって、涙なんか滲んじゃったりなんかして(広川太一郎調)
最後のね、花が、そこだけ明るくてね、じーんとした訳っす。

いやー、一度読んだ限りでは「面白かった」が全体評!!
細かく引っ掛かった語句や語意はあったけど、おおむね「深いな」と感動した方向で(生意気っすか)

それにしてもイケナイ想像を掻き立てる「言葉運び」や「シーン止め」にハマってる私は
まんまと作者の手中に堕ちてるワケやね。
大村益次郎の策略にハマっていく大鳥軍のように・・・。(そらあかんわ)

この作者のシナリオ魂に触れた私が勝手にこの小説の配役につけるとしたら
相馬が良い(いいってあんた)
あと、立川かなー。「それって安富じゃ・・」ってな役回りをかねてたけど(笑)
忠助も良い役だ。
実際に男だったら、絶対大鳥やりたいよ!!息荒くして言うよ!!
それがムリなら島田!!それか秋月!!(どうしても土方にタメ張りたいらしい)

ほら、すでにドリーム入れられてるよ。簡単に・・・ダメな私。

今夜は、このままビジュアル化する予定(爆)
部分的にツッコミたいだけなの。それが映像化されて頭に浮かんでしまったから仕方ないの。
この本読んだ方は、どうかお目こぼしを!!(笑)
勝手に笑いながら描きますー(あははーだ)

日記?
たまには吐露場と化す!!(いつもやって)











2002年10月12日(土)
初日 最新 目次 HOME


My追加