WEB!! J.B.Pro.薔薇色の日々
ほしの・しらど



 マイガッ!!

雨のそぼ降る一日であった。
平穏に終えるはずだった。

午後、一階でおもちゃ箱をひっくり返すような轟が聞こえ、次男の泣き声がした。
「何してんのん!!」
2階の子供部屋から飛び出してきた長男の青い顔が目に入る。
「圭太が!落ちた!!」
「は?」
2階の窓が開いていた。

血の気が引いて、泣き声のする方へ走っていくと、外の方から聞こえる。
「何で!!何で落ちたの!?」
なかば半狂乱になって長男と共に外へ出る。

隣の電気工事の事務所の資材の上に、立って泣いている次男がいた。

2階からフェンスを越えて、隣へ落ちてしまったらしい。
「圭太!!」駆け寄って手足の具合を見る。
なんとか立っているし、泣いているから反応も正常だ。

「痛いとこは?気分は?」
震える声で次男を抱き上げ、隅々を見る。
そぼ降る雨の中、なぜこんな事故が起きたのか。
万が一にも、助かった奇跡に感謝しつつ、震える身体で次男を抱き締めるだけの私であった。

2階とはいえ、3歳になったばかりの子供が落ちて無事な高さではない。
よっぽどウチどころがよかったのか、頭と手の甲に擦り傷を負っただけで済んだ。
どうやったらこんなに無傷でいられるのかが、不思議なところだ。

とりあえず、市民病院に連絡を入れて、時間外で診てもらった。
CTスキャンもとってもらった。
異常なしだった。
よかった。
ほんとうに生きててくれるだけで良かった。

何をするやもしれない、子供の行為を、親とは言え、いつも監視しているわけにはいかない。
あっと言う間に、落ちたそうで、長男もただただ驚いていた。

でも、本当に生きているだけでよかった。

今は、なんともなく元気だ。
だけど、念のため、明日、時間内に脳外科に受診することになった。

ママ友らにあした渡すものがあったけど、長男を幼稚園に送ってすぐに病院へ行くので「渡せない」と断りのメールを入れたら、
すぐさま皆から、心配と励ましの返事をもらった。
有り難かった。

とにかく、血の気の引いた午後でありました。
もう、子供らが無事に何ごとなく元気でいてくれるのが一番だよ。
ホント、何をほっぽっといても、それだけで十分です。
奇跡よ、ホントにありがとう!!
ご先祖に感謝!!
次男を守ってくれてありがとう!!

長男も3歳になったばかりで骨折したし、3歳って、子供の厄年なのかしら(苦笑)
不幸中の幸い!!

2004年05月16日(日)
初日 最新 目次 HOME


My追加