 |
 |
■■■
■■
■ 笹の葉、まだ飾りもつけてないよ
個人懇談でした。
小学校になって初めての個人懇談。
しかし、夕方からの約束の時間まぎわ、暗雲にわかにかき曇り!と言う感じで激しい雷雨。
子供達は、その直前にうちに用事で来た、ちなママに託して預かってもらったので、とにかく一人で小雨の合間に自転車で学校へ。 少し早く着くと、いつも遊んでいるクラスメイトのしょうたママがいた。 「あれ?しょうた君も今日?」 「4:15からやねん。和馬くんとこは?」 「あ、ウチはその後やわ。4:30から」 「えらい早くに来て〜」 「だって〜、この雨!」 「なー!!」 て事で二人で1年6組の教室へ。
わたるくんのママがちょうど終わったところで、しょうたママが教室に入り、しばらくわたるママと廊下で立ち話。 わたる君と、妹のはるなちゃんも一緒で、 「和馬くんのママ、和馬は?」とわたる君。 「うーん、和馬もな、わたる君が来るって言ってたから連れてくるつもりやってんけど、雨降って来たしな、ちなちゃんとこに居るわ」
結局、しょうたママが終わるまで、延々しゃべっていた(笑)
いよいよ、先生と対談。
入学したての頃、家庭訪問で長男のチックの事を伝えていたので、やはりその話から。 「でも、お母さんが心配なさっていたようなコトは何一つありませんよ」 と先生。
意外にも先生によく話し掛けている事。 給食ではいつも決まったメンバーとおかわり争奪戦をしている事。 図書係りで、張り切ってること。 まじめな性格なので、ノートを忘れてすごい焦っていた事。 学級会で、ちゃんと発言して先生が心の中で拍手してくれてた事。
等々。
学校が大好きで、友達とも仲が良くて、前向きになんでも頑張っているらしく、先生も 「良いスタートを切れていると思います」と笑顔で一杯だった。
時折、家と学校での態度が違っていて、互いに大笑いする場面もあったりして、まあ、一学期はなんとか楽しい学校生活だった様子。
で、改めて、学校から長男が世話していたあさがおの鉢を持って帰りつつ、小雨の中、自転車を押して考えた。
自分の母親も、私の事を聞きに行った時はこんな気持ちでいたのかなぁと。
大体わかっているつもりでも、意外な学校生活を送っている子供の話を聞いて、可笑しかったり、感心したり、恥ずかしかったりしたのかなぁ、って、なんかしみじみ母親の「当時」を思った。
学校から帰った母親は、私に「先生褒めてたよ」とか、良い事ばっかり言ってた気がするけど、本当はそれが私のやる気になるように、選んだ言葉だったのかも、と。
以前、実は京都の動物園に行ったとき、行きの電車の中で、幼稚園の先生をしていたと言うおばあさんと話をする機会があった。
ウチの子供らを見て、となりに座って来ただけのそのおばあさんは、ただの話し好きの人かと思ったが、的確な観察で子供達の性格やタイプを当ててみせた。 そして、色々な子育ての話を止まる事なくしてくれた。
初めは(いつまでしゃべるかな、この人は)と思ったけど、なるほど話しをしていると、とってもツボにはまってくる。
そのとき彼女の息子さんの個人懇談の思い出話もしてて、 「先生は、親から注意させようと、日頃の悪いところも言うけど、子供にしてみれば、それは先生が親に告げ口したコトになって、先生に対しても不信感を抱くのよ。先生はやりやすい様に、親を味方につけようとするのね。でも、親は先生の言う事を全部子供に言ってはダメ。良い事を言うの。 先生が褒めたとこだけで良いから、子供に伝えると、ああ、先生は怒られた事を内緒にしてくれた、親には黙っていた。って、先生を信頼するのね。そうすると、自然に仲が良くなるわけ」 みたいな事を言ってて、 なるほど、親もかしこく子供に接しなくてはいけないんだな〜と、印象に残った。
この人との出会いは、本当に縁があったと思う。
梅田から河原町までの電車の中、ずーっと聞き続けていた話が、今もところどころ頭の中に残っている。
子供を育てている私に、ポイントを押さえてアドバイスをしに来てくれたかの様な…、不思議な出会いだった。
その思い出の息子さん夫婦が、同じ車両の、ちょうどドアの所に立っていて、おばあさんの孫にあたる高校生くらいの男のコも一緒に乗っていた。 「海外にいた息子夫婦や他の子供達も集まって、これから京都で食事をするのよ」 と、うれしそうに降りて行ったおばあさんは、とっても楽しそうだった。
(Photo/そろそろ替えたいFOMA)

2005年07月07日(木)
|
|
 |