WEB!! J.B.Pro.薔薇色の日々
ほしの・しらど



 2人目の女子仲間入り

家で四ノ宮さんの依頼イラストを描いてたら、ちなママからメールがあった。

「子猫から育ててみーひん?」

いま茶々いるし。

電話をかけ直して詳しく聞いたら、捨てられていた子猫を子供たちが面倒見ているという。

(えー...、飼えないのに手ェ出したらあかんやん)

チラシ作って、動物病院とかに貼らせてもらい、と言って一度は断ったが、
(さりとて、貰い手が見つかったとしても、連絡先が不明記じゃどうしようもないな)
と、考え出す。

イラストが進まん!(苦笑)

部屋にいた旦那に相談してみる。
いや、最初は「こんな話が今、ちなママからあってさー」という内容だったはずだ。
けど、どんどん気になって来た。

(子供たちだけで橋の下にミルク運んでても、いずれは早死にするよな)
(なんでウチに電話してくんだよー)
(これ、もしかして飼えって天の声か?)

おりしも、明日から梅雨入りである。

(雨.........降るなあ)

旦那が
「仕事に集中できてないんちゃうん?」と笑ってる。

そーやけど、簡単にウチに連れてくるわけにはいかない。
ウチには猫がすでにいるし、多頭飼いしても良いな、とは思った事あるけど、心の準備と、なんせ旦那の了承が........。

「どーすんの?」
旦那が何か聞いてくる。
「どーすんのって、どーすんのよ。何よ」
「飼うん?」

でも、一匹増えるという事は、長生きして10年以上はまた面倒見る命を預かるという事で...。

ちょっと、重い。

「ええん?.......もし2匹目も飼うって言ったら」
「餌代、かかるで、2倍」

ぐっ........、わかってるよ。

でも、旦那も何となく嫌じゃないそぶりなのだ。
あきらめてるのかもしれない。
私の気持ちが子猫に向かっているのを。

「でぇーーーーい!!今すぐもってこーい!!!」
ちなママに電話した。

「もし、今ウチにいる茶々と合わなかったら、親になってくれる人を一生懸命探してな。それまで預かりどころになってあげるから」

ほのちゃん、ちなちゃん、こうき、らいき、ちなママが神妙な顔で頷く。

ペットショップで買ってたらしいキャットフードも封が開いてある。
「牛乳、水で薄めてあげててんけど、あんまり飲まへん」
「そーか、でも、人間用のはお腹に合わないから、おばちゃんが子猫用のミルク飲ませるよ」
「きのう、家でこっそり洗ってあげてん」
「あはは、そうなん?どうりでキレイやな」

子供たちはそれぞれに心配そうな顔をしているけど、ウチで預かると言うとホッとしていた。

茶々は......。
「ふーーーーっ!!!!!」
「しゃーーーーーーーーーーっ!!!!!」
背中の毛がもう、ラクダみたいに山なり(笑)
シッポもアライグマ並みにふくれあがってる。

「ま、最初は威嚇してもしかたないけどね。茶々にはストレスやわ」

「ホンマ、ごめんな。カズママは猫好きやから、気軽に声かけてしもーて。たいそうなことになってしまって、ホンマごめん」
「ええけど、予防接種とか、感染症の検査とか、ちょっと初期に色々かかんねん」
「それは半分出すよ。お金でしか手伝えないけど.....。飼うのは毎日が大変やのにな.......。ごめんな、でも、これで一つ命が救われたんやな。ほれ、みんなもカズママにお礼言い」

ちなママがしきりに謝る。
けど、こっちも覚悟決めたこと。

茶々のケアだけしっかりしよう。

て、ことでいきなり我が家に2匹目の女の子が仲間入り。
真っ黒な「ジジ(お約束)」2ヶ月程度?
600g

まだゲージのみが安全地帯(笑)




2010年06月13日(日)
初日 最新 目次 HOME


My追加