Have a precious life !
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2007年04月03日(火) |
死にゆくもの。生まれくるもの。 |
朝、現役の職員さんが亡くなったとのニュースがありました。 同じ課になったことはないし、面識も乏しい方ですが、現役の職員さんが亡くなるというのは少なからずショックなものです。 Tさんは本社に来る前、新潟支社時代に一緒だったらしくて、平静を装っていたものの「何も考えられない」とこぼしていました。 長期出張が多い部署にいたその方が出張から帰ってきた時、Tさんを飲みに誘ったそうなんです。 でもTさんは「また会えるからいいや」と軽い気持ちで断ったんですって。 それが最後だったそうです。
Tさんは努めて明るく話していたけど、とても悲しい笑顔に見えました。
亡くなってしまう命もあれば、誕生する命もある。 昨日、バイクの師匠・M田さんの妹さんが赤ちゃんを出産したそうです。 赤ちゃんの誕生のニュースは誰の子であっても嬉しくなってしまう。 師匠は生まれてすぐに赤ちゃんを見たそうなのだけど、初めて生まれて間もない赤ちゃんを見た感想はたった一言。 「打ちのめされた」
私はそのニュースを聞きながら、甥と姪が生まれた時のことを思い出しました。 それぞれ、生まれて割とすぐに会いに行きました。 やはり、それまで「生まれて間もない赤ちゃん」というのをほとんど見たことが無かった私は、ガラス1枚隔てた場所で呆然と立ち尽くしたのを覚えています。 衝撃的だったんです。
あんなに小さくて、物理的には何にも勝てないであろう弱いはずなのに、言葉にしてあらわすことの出来ない強大な生命力を持っている。 ただそれだけで、私には十分すぎるほどの衝撃を与えたのです。 それを、鮮明に思い出しました。
1日に命の始まりと終わりを両方意識したことはあまりなかったと思う。 私もいつか必ず死ぬ。 だけど、そのことを悲観したりはしない。 死ぬということは、それまで生きていたということなんだから。 それに、私だって強い生命力を持って生まれてきたはず。 今は少し、忘れてしまっているだけ。 悲しくない死を迎えるために、強く生きたいと改めて思ったのです。
まだまだ忙しい日が続きます。 むしろ、これからどんどん大変な目に遭うでしょう。 年度が変わって早々落ち込み気味だったけど、持ち直しました。
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