みょうの日記
DiaryINDEX|past|will
まる三週間が経った。 ・・・なんて信じられない。三週間、長いのは短いのか微妙。 遠い遠い日の出来事のような気もするし、あっという間だったような気もする。 今までは、すごく楽しかったこと、すごく悲しかったこと、すごくつらかったこと、すごくしあわせだったこと、が思い浮かんでいたけれど、最近はほんの些細な日常がちょっとした拍子に浮かんでくる。
たとえば、そう。 ゴンには変なくせがあった。ゴンのうんPを片付けてトイレに持っていくと、その後をいそいそとついて一緒に中に入ってきて、何の儀式か、便器の周りを一周するのだ。 それから一緒に寝ていると、ときどきゴンは私の顔を毛づくろいしてくれていた。猫の舌はザラザラしていて痛い、とよく聞くが、ゴンの舌を痛いと感じたことはない。なんていうか、マッサージされているみたいでなかなか気持ちが良かった。ゴンは天性のマッサージ猫だったのかなぁ。肩揉みも、時にウトウトしてしまうぐらい良かった。 私がお風呂に入っていると、必ず脱衣所に来て「んがー」と喚きちらす。ドアを少しだけ開けてやると、鼻だけつっこんでフンフン匂いをかぎ、頭でぐりぐりこじ開けて入ってきたり(でもお風呂は嫌い)。 洗濯機を回していると、上に飛び乗って、手洗いに切り替えたりもよくした。 5歳で去勢したわりにその方面に疎くて、求愛の歌はほとんど歌ったことがない。外でソノ声が聞こえると、「むむむ、何? 何何? なんなのーーーっ?」って窓にへばりついて「うにゃうにゃ」言っていたり、喧嘩の時も大慌てで駆けつけ、窓の外を見ながら一緒に戦っているつもりなのか、「んぐー、んがっ」と小さい声で言いながら口吻を膨らませていた。
・・・思い出したらきりがない。
|