みょうの日記
DiaryINDEXpastwill


2002年03月25日(月) 給料日

毎月毎月待ちに待っていた給料日。でもね〜、なぁんか使い道なくなっちゃった。張り合いないナァ・・・。

今まではいくらあっても足りないぐらいだと思っていたんだけど、当分は溜まる一方なのかな。まぁいいや、適当に景気良く使うか。
そもそも私にはあまり物欲はない。取得欲(というのなら)は人並みにあるんだけどね。どうやらお金の使いどころが他の人とちょっと違うらしい。
服も靴もかばんも別に使えればいいや〜、で、ブランド物にはこだわらない。趣味っていってもろくな趣味はないし・・・。
まぁ、唯一貴金属には妥協せんぞって感じなんだけど、それも安物だとすぐ無くすからって理由なのだ。もちろん、こちらもブランド物には手を出さない。
っていうか、ブランド物にはとんと疎い。ホントに疎い。
私の場合、欲しい=手元にとりあえず置いときたいってだけで、つまり手に入れちゃうと執着しない。
割と万単位のものも平気で粗雑に扱う。・・・威張れたことじゃないなぁ。
なので、最初からいい物を買わないか、無くしたら血の気が引くほどのものしか買わないわけで、ズボラの上に飽きっぽいという、なんとも救いようのない性格だったりする。

ゴンがずっと通院を余儀なくされたとき、先生から「2年近く通っている人もいますよ」と言われて、最初に思ったことは「げっ、そんなに続かないよ。多分途中でぜったい嫌になる。きっとすぐ諦めちゃうよ」だった。
まさか4年10ヶ月も通い続けるとは思わなかった。
これは偏に、ゴンが身の危険を感じて(笑)自己防衛に終始したからだと思う。
なぜなら、病院へ行くときのゴンは、手を変え品を変え私の欠片ほどの母性本能をくすぐっていたからだ。
病院へ行く素振りをすると、まずゴンはハイエナみたいに腰を落として、コソコソといろんなところに隠れてしまう。で、私はそれを部屋中捜し歩いて回わるのだが、側に接近すると怖いのを我慢できなくなるらしく「ひぁぁんっ」と思わずといった調子に声をあげて自分の居場所をバラしたりする。
待合室では、立ち上がって両手を離しても落ちないぐらい、がっちり私に抱きついて離れなかったり(さながら巨大なブローチのようだった)、診察が終わると自らニャンコバッグに入って、あまつさえ入口の方へ向き直って座ったり・・・と、可愛いことを山ほどしてくれた。
抱きついているのを、他の飼い主さんは爪を立てているのだと思ったらしく、「これじゃお母さんは大変ね。傷だらけじゃない?」と言う人もいたが、奴は純粋に腕力と脚力でへばりついていたから、爪痕はほとんど出来なかった。
毎回、私はそんなゴンの甘える仕草が見たくて病院通いを続けたのだ。
ゴンがもっとがんばってくれたなら、まだまだ5年でも10年でも通い続けられた。
まぁ、最後はちょっと無理させるのも可哀相なくらいだったけど。

春には春の、夏には夏の、秋には秋の・・・、そして冬には冬の楽しみが病院通いにはあった。
あんなに楽しかったことは、もうないだろうなぁ・・・。
あんなに切なかったことも。

給料のほとんどをゴンの治療費に充てていたから、今月からはおネェは金持ちになるぞ。悔しかったら、早く戻っておいで。


みょう |HomePage

My追加