みょうの日記
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2006年05月29日(月) 盗作? 同モチーフ?

・・・いや、それはありえんでしょう。

某洋画家さんが知人のイタリア人画家作品に酷似した絵を複数出品したとして文化庁が調査していることが分かった・・・そうなんだけど。

酷似にもほどがあるねぇ。

本人談によると、同じモチーフだったから似てしまったなんて言ってるみたいだね。
でもこれは、模写したっていう方が納得いくぐらいのもので、決して同じモチーフというだけで似るレベルじゃないんじゃないかな。
タッチが違うのは当たり前。まったく同じだったら贋作だよ。

これはねぇ・・・。
言い訳のしようがないように思う。その上、パクられさんの絵の激似作品が他にも数点あるわけでしょ? 偶然で済ますには無理がありすぎ。

こういう、自分の感性を形にする、生み出すことを生業としている人は、本来はたとえそれがどんなものでも、やっぱりオリジナリティというものに誇りがあるんではないかと思うんだよね。
そのつもりがなくても、他人と偶然似てしまった自作品は、私だったら見たくもない。

たとえばそれは、自分がこれと思ってコーディネイトした服装と全く同じ格好をした人と、ばったり街中で鉢合わせするというような、なんとも言えない感覚にも似ている(程度の違いはあれど)。
世に出ている既製品の組合せだけで、気恥ずかしく感じてしまうこの感性、ましてや自分の頭の中で構想し、形作ったものと瓜二つのものを目の当たりにしたとしたら、こっぱずかしくって居たたまれないよ。
発表してしまった後だとしたらね。発表する前の時間にもどって抹消したいぐらいだ。

だけど、あえて他人様の作品を我が物のように世に出してしまう人は、根本的に感覚が違うのかなぁ。
権威があればあるだけ、ばれたときの恥ずかしさは何倍にも大きくなっちゃう・・・と思うんだけどね。


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