みょうの日記
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2006年11月07日(火) やっぱりさ、教育がおかしいのよ

小学生用の資料をつくっているんだけど。

「g、アリンコじゃないg使って」と言われた。
アリンコgって、今表示されてる形のgのことね。で、そうじゃないgってのは、9みたいな形のg。教科書体で表示されるgのこと。あとaも上がカギにならないa。これも教科書体のa。でも教科書体は太さが気に入らないから別の書体でって、おかしなところでこだわるのよ。
反対に算数に使用のyxは数式書体を使って、とかl(小文字エル)は筆記体を使って・・・とか。
もはやPCに入っている書体じゃ対応しきれない。多少の妥協も許してくれないのだ。で、この字はこのフォント、これは別フォント、などとめまいがするような指示のオンパレード。
一文字ずつ違うフォント使ってたらどうしようもないよ。

「なんで?」と思わず聞いてしまった。
そうしたらさ「教科書のフォントと違うから」だって!
「はぁ!? 違うに決まってるじゃん。現物見てないのにどこのフォント使ってるってわからんもん。ちょっとは妥協できないの?」
「できない。子どもたちが混乱するんだって。教科書と違うフォントだと」
「????」
「だから9型gしか知らないからgってわからないんだって。教科書に載ってる字と違うと、子どもたちはわからないアリンコgはもう教えてないんだって」
「はぁぁぁぁぁ!?」
つまり子どもたちは、もうCentry系の書体がわからないってことなんかい。
んなばかなっ。てか、9とgが同じ文字だって教えるのにどれほど時間かかるんだっていうんだい。
そういや、私らが教わっていた筆記体も今はまったく教えてないから筆記体英文は今の子たちは読めないらしいよ。たしかにGとSが区別しづらい書体だったけどさ。

私らって余計なことをいろいろ詰め込まれてたのねぇ〜・・・しみじみ。

・・・なんて思うかいっ!
ゆとり教育って、教える側が楽したいから教育じゃないか。

ついでに、選択問題のアイウ(ア〜ウから選びなさいってやつ)は箇条書き部分も本文中も必ずゴシックで。
なぜなら、子どもたちは○○○(自主規制)だから同じ書体にしておかないと、どこを示しているのかわからないから。

理由を聞いたときは目が点になってしまったよ。
気を使うところが間違ってるんじゃないの?


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