地球から飛び立つ方法
 ユナ・パナソニック



 デザインとプロデュース


最近、気になってきてるんですが、もしかして私はプロデュースということが好きなのか?と考えてみたりします。

この人いいもん持ってるよなー、ていう人に出会うとなんでもっとうまくアピールできないんだろう!て思うことがあって、そこにデザインていう視覚的効果の腕の発揮できるとこじゃないか!と。

デザインていうと、紙の上だったり、WEBだったりのグラフィカルなことに終止してしまうような感じですが、ずーっとデザインという仕事に関わってるともっと大きい枠でデザインという気持ちが出来てきました。

もともとデザインの中にはバラバラなものを整理整頓して見やすくするという要素もあって、それを拡大していくと世間でいうところのプロデュースということになるのかーと思います。
その人のやりたいと思ってることを効果的にみせる、とか、どうしてもやってる本人は思い入れが強すぎてしまいがちだから、そこを編集して、一般の人にわかりやすい形に整理するとか。それって世間一般で言うとプロデュースてことになんだろーなーと。
チームで何かをやり遂げるのが好きっていうのもあって。演劇部体質とでもいいますか、揉めても幕がおりればオールオッケー!みたいな。

が、なんかプロデュースとかプロデューサーとかってなんかイメージ的にうさんくさそうじゃないですか、(や、中にはちゃんとした人もいますがー)なんか私の中でプロデューサーってコントに出てくるハデ柄シャツでーていうネプチューンの原田泰三のベタなイメージがあったりして(笑)なんか自分の職業名にするにはちょと、、。

自分のことデザイナーていえるようになるまでもけっこう掛かったのになー。デザイナーてやっぱりなんかまだカタカナ職業、とかクリエイティブ系のお軽い感じがあると思ってて、フリーでデザイナーとか言ったらってめちゃめちゃあやしいなーっていう世間の目をしっかり感じてますし。(や、私はまだフリーじゃないですが、まわりを見ると)
でもそこを敢えて「デザインやってます」て言うようになったのはやっぱりデザインてすごいんだって気持ちが自分の中で決まったからじゃないかと思います。デザインの力を信じてくれー!ていう。

そういうこともあって、デザイナーでいたいんだろうなあ、でもプロデュースしてるときにデザイナーて言い張るのもなんかなー、でも私も場合ちゃんと実労働も兼ねてるわけだし、そのあたり微妙ですな。

今、ひそかにやってみたいともくろんでるのは先生の展覧会。展覧会ってふつう新作を展示するんですが、私はいままでやってきた作品を一度に並べてみたいんですよ!
それを先生にいったら「懐古展」ていうのは作家が死んでからやるもんよ!といわれてしまいましたが、そういう意味合いのじゃなくて、いくらかアルバムが出るとベスト版みたいのを出すみたいに、途中からでも好きになってくれる人が入りやすいようなものをやりたいんですよー。

先生の絵はほんと最近良いです、ナイス!
油絵なのに、すっきりしていて色のグラフィックとオイルペイントのバランスでおもしろい効果になってるんです。
ハウスとかアシッドとかテクノとか曲はそっち系なのに逆にアナログのレコード回してる感じとでもいいますか。油絵っていうとすごく暗いどろどろした古いイメージあったりするのを裏切ってハイテクみたいな。オイルペイントの素材感はやっぱ実際前にしないと!というのでせんせいベスト版個展やりませんかー?
ま、正直にいってしまうと私がいままでの作品を並べてみてたい、ということなんですがね、、。



2002年12月20日(金)
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