地球から飛び立つ方法
 ユナ・パナソニック



 赤レンガ倉庫の舞台はすごい!

昨日、桜木町の赤レンガ倉庫の舞台でリハをやったのですが、ここの舞台のハイテクさったらなかったです!
こんな舞台でやれるなんてなんて超ラッキー!今までの中で一番良い!

何がちがうって、まず広いーっ。舞台の奥行きがすごくあるんで、端から端まで全速力で走るっていう動きができるし、ライトも3行、上についてて、奥に立ってもちゃんとライティングされる設計。天井も高いし。

ライトもすごいよー。床から照らすライトを「コロガシ」ていうんですが、こう、光りにむかって這ってくるっていう演技の時に、「くっきり光りの道があったらいいんですけど・・」ていったらそれ用のライトを持って来てくれる充実さ!ぼんやりじゃない、くっきりの光りの道が出来上がりました。


ついてくれてるスタッフの人もすごく良い方ばっかりで、こっちの言いたいこともすぐ理解してくれるセンスと技術をもってる、あーもう勉強させてくださいーって方ばかりです。
たとえば、

私「さっきのシーン、ちょっと薄暗いほうがいいんですが」
デレクターさん「そうだね、照明じゃちょっとつくってみようか」
照明さん、「えーと、じゃ20にして」(マイクでブースになにやら指示)

デレクターさん「どうかな、あとちょっと暗くするとこんな感じ」
照明さん、「えーと、じゃ20から少し下げにして」(マイクでブースになにやら指示)

そしたら!すごーく理想的な空間が出来上がったんです。
暗いのに、うっすら体が浮き上がる明るさで、海の中の青い闇がそこに出来あがったんでした。すばらしいっ、こんなことができるんだーっ。

今回はこういう技術面ですごく勉強になってます。

シャワー室とかもすごくきれいだし、舞台の裏にウォーミングアップ用の練習場もあるし、階段客席だし、案内人がついてくれたし、なんていいところなんだー。
もうあそこで1ヶ月合宿して機材つかいこなして作品つくりたいーって感じです。


今回はじめてのこういう広いところの舞台なんで、今までやってたような、こまかい動きが表現にくいことに気がついて、今後の課題に決定。

空間をつくるっていうのは、広さということと、とても関係が深いことを実感できて、忘れないで作品つくってこうと思ってます。

あと、体の堅さと体調についてかなりはっきりしたものが感じとれるようになってきました。ダンサーのひとは体がうごいて気持ちよさそうです。
それを毎日みれて、体の気持ち良い状態っていうのが自分の中で思いだされてきました。昔は外で遊ぶのがすごく好きだったなーとか。今、こういう作品を手がけているのはとても必要なことで、ナイス選択だった、て思ってます。

2003年01月22日(水)
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