ラズベリー日記

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2003年07月20日(日) 歌舞伎四百年展・再び

先週歌舞伎座へ行く前に立ち寄った日本橋高島屋で開催されている「歌舞伎四百年展」に今日も行って参りました(^^;)
今日の目的は中村勘太郎、七之助兄弟のトークイベント*(^o^)*ミーハーでスミマセン。でもなかなか舞台以外での役者さんにお目にかかる機会がないので行ってきました。2時間前に会場に入ったのに椅子席は満席との案内。彼ら目当ての若い女の子が陣取っていました。おそらく開場と共に入ったのでしょう。まぁ、彼女たちのその熱意は見事だけど。整理券配るとかどうにか対応できないのかなぁ?トークイベントの前には染五郎さんの「邦楽入門」が上映されていたんだけど。私はそれも見たかったんだよね。だから2時間前に入って今回は展示物にもほとんど目をくれずイベントスペースに入ったのに。結局立ち見ですよ。椅子席を陣取った彼女たちは上映されている映像にほとんど興味示さないで寝てるわ、携帯いじるわ、しょっちゅう出入りするわ、おしゃべりするわ。まぁ、彼女たちの興味は染五郎さんの「邦楽入門」ではなくあくまでも「勘太郎・七之助」だから仕方ないといえば仕方なのかもしれない。だからこそ!会場側に言いたい。もう少し運営考えてくれないと。染五郎さんにも失礼だよ。例え映像であっても。
と、納得いかないと思いつつ悪くない位置に陣取った私。2時間も立っていると脚がパンパンに。でもどんどん人が入ってきて身動き取れない状態。そんな苦労も勘太郎・七之助兄弟が登場したら吹っ飛んじゃいました。黒のスーツで登場したお二人。21歳と20歳という若さ。それでも落ち着きがあるというか品があるというか。でも爽やかで。見ていて気持ちのいい兄弟でした。勘太郎さんは茶髪で本人曰く「中田ヘアー」らしい。七之助さんは黒髪だけどヘアースタイルはこだわってる感じ。え?え?カメラオッケーですか?では遠慮なく携帯でパシャリ。なかなかうまく撮れないなぁ。そんなことをしているうちにトークは進み、聞き逃してはもったいないのでピンボケ画像でも納得することに。
さすが役者。ハキハキとしゃべって聞き取れないということがない。笑いあり。あっという間に終わってしまいました。歌舞伎役者の家に産まれて何の抵抗もなく役者を目指したのか?という質問に二人そろって「役者になりたかった」と気持ちのいい回答。子供の頃は母親の口紅を使って化粧(隈取り?)したり、絵の具を溶いて疑似泥をつくって頭からかぶってみたり(夏祭浪花鑑のワンシーン)。それでも芝居に関することでは一切お咎めなかったというからやっぱり役者の家だなぁ、と会場は「うんうん」という雰囲気。
七之助さんはトム・クルーズの「ラストサムライ」に明治天皇役でご出演。トム・クルーズってどんな人?という問いに「殺陣がものすごくうまい。そして納得いかないことにとにかく怒る人」と。なんでも殺陣シーンのために8ヶ月特訓したとか。この映画にあまり興味なかったけど観てみたくなりました。とにかく怒るということに関しては自身のお父様、勘九郎さんにそっくりなのでそんなに驚かなかったというエピソードも(^^)
勘太郎・七之助兄弟の手ぬぐいが披露された時。「今初めて気づきましたけど、脚わざと太く描いてませんか?」と勘太郎さん。確かに七之助さんのと比べると太い。。。勘太郎さんの脚は太いので有名らしくなんでも太股60センチはあるという。弟の七之助さんはとにかく細いので太く見えてしまうのかもしれない?でも実際にお会いした今日、そんな太くないですよぉ。
時間全然足りないよ!あっという間に終わっちゃったもの。それくらい楽しくて幸せな40分(もうちょっとあったかな?)でした。
8月の歌舞伎座に出演するお二人。公演月によっては1日に4役も5役もこなさないとならないという。大変ではないのか?と言う問いに「舞台に立っていない方が悔しいから」というお答え。なんか安心。来月の観劇がますます楽しみ♪


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ちか [MAIL] [ラズベリーピット別館]



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