うっかり。2月の猿之助歌舞伎地方公演、近いところのホールでの公演チケット発売日見逃していた。。。10日も前に売りに出されていたのに…今日買ってみたけどだいぶ売れているみたいで思うような席とれず。それでもどうにかチケットゲット。4ヶ月も先だよ…でも思わず昼夜両公演とっちゃった(*^^*)
地方巡業で近くのホールに文楽公演がやってきた。お恥ずかしいことに文楽を見るのは2回目。10年くらい前に見たきりになっていました。こんな状態よくないなぁ、と観に行く事を考えていたところへチケット発売の情報。チケットはかなり前に購入していたので良席。それ程大きな会場ではなかったので人形遣いの息づかいから人形の細かい手の動きがよく見えてあっという間の1日。(昼夜通しチケット買っていたので両公演とも良席でした) 10年前に観に行ったのは意外なことに原宿のラフォーレ。イベントとか開催されるあの空間で文楽公演が行われていたのです。印象に残っていたのが吉田簑太郎氏の操る人形。今回三世桐竹勘十郎襲名披露公演ということで再びお会いできるとは。 生きている?と錯覚するくらいの人形の動き。眠くなるどころではなくますます目が冴えて一瞬たりとも見逃せない舞台でした。 「絵本太功記」何かと悪人扱いの明智光秀(劇中は武智光秀)ですがなぜ織田信長(尾田春長)にどのような想いで謀反を起こしたか、その後の光秀は?という視点で描かれています。命に代えて息子の不義を責める母、光秀の苦悩。息子の初陣。。。 「釣女」大名と太郎冠者のこっけいなやりとり。西宮神社へ妻をめとりたいとお願いしに出かけた大名と太郎冠者。お告げの先にあった釣り竿でそれぞれ妻となる女性を釣り上げるが…文楽はシリアルなものばかりではなく、こういう笑える演目もいいな、と思える作品。 「伽羅先代萩」目の前で我が子・千松を殺されても涙を見せられない境遇の政岡。これでもかと千松をいたぶる八汐。「もうやめて!」と心の中で叫びたくなるくらいのむごいシーン(これ、テレビじゃ絶対NGだよな…)。息子の亡骸と二人きりになって初めて涙する政岡。直前、犬と楽しそうにかわいく戯れていた千松の姿がまた涙を誘います。 だって人形劇でしょ?といって感動を求めないのはもったいない。人形にあれほどまでに命を吹き込み、感動、涙をもたらしてくれる文楽。なんで10年も見ないで過ごしてこれたのだろう?と反省しております。 東京だと国立劇場、大阪なら国立文楽劇場。でも文楽を見るのならば本場の大阪の国立文楽劇場まで足を運んでもいいかな、って気にも。。。
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