脳内変態汁の観察

2002年06月28日(金) 鳩とおじさん。

やっと来ました給料日♪
半分くらい口座から下ろしました。
でも、財布に残ったのはその1割。
帰ったら国民年金の勧告状が来てるし・・・。

働けど働けど我が暮らし楽にならず。じっと手を見る。



今回のタイトルは『鳩とおじさん』。
これだけ聞くとなんだか童話が描かれそうです。
でも、ちょっと違います。これの著者はhanpなので。

東京は上野駅。
仕事明けで無目的ブラブラ族モードだった僕は、
仕事明けに無目的にブラブラしてたので、
ちょっと疲れていた。
それなので、快速電車に乗って帰ろうと電車を待っていた。
上野駅の15番線。
ご存知の方は、15番線と聞いただけで気だるさを覚えるだろう。
上野駅の構内は広い。山手線のホームから15番線は遠い位置にある。
その距離は僕をさらに疲れさせていた。
珍しくホームのベンチに座り、電車が来るのを待った。

快速。快く速いと書く。
快速は確かに速いかもしれないが快いかどうかは疑問だ。
なぜなら、大量に人が乗り込み、すし詰め状態。
始発の上野駅からの乗客の中に、
ビールとおつまみで極楽気分なニッポンのお父さんもいる。
たしかに彼らにとっては快いかもしれないな。

そんなことを考えていると、鳩が近づいてきた。
ちなみに僕は餌となるものを持っていない。
僕を餌とみなしているのか。
ヒッチコックの『ザ・バード』を思い出したが、
鳩は1羽。平和そうである。平和の象徴だからか。

ふと横を見ると、ダンボールと青いシートが必須なおっちゃんがいた。
スナック菓子を食べつつ、鳩にも餌を与えていた模様。
丸々太らせて食べるつもりだろうか。高級中国料理にも鳩ってあったな。
徹夜明けの脳はくだらない事を次々と思い浮かべることができる。
これは才能かもしれない。要らないけど。

大きなポテトチップが床に1枚落ちていた。
しかし鳩は見向きもせず、おっちゃんによって粉々にされた物を、
ついばみついばみ。歩いていた。

子供が鳩を追いかけ始めた。
鳩は始めのうちは早歩きだったが、足が付いてゆかず、
結局屋根の鉄骨に逃げてしまった。

鳩を追いかけていたうちに、おっちゃんはどこかへ消えていった。
ポテトチップはそのままの形で残されたままだった。



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