やっと来ました給料日♪ 半分くらい口座から下ろしました。 でも、財布に残ったのはその1割。 帰ったら国民年金の勧告状が来てるし・・・。
働けど働けど我が暮らし楽にならず。じっと手を見る。
今回のタイトルは『鳩とおじさん』。 これだけ聞くとなんだか童話が描かれそうです。 でも、ちょっと違います。これの著者はhanpなので。
東京は上野駅。 仕事明けで無目的ブラブラ族モードだった僕は、 仕事明けに無目的にブラブラしてたので、 ちょっと疲れていた。 それなので、快速電車に乗って帰ろうと電車を待っていた。 上野駅の15番線。 ご存知の方は、15番線と聞いただけで気だるさを覚えるだろう。 上野駅の構内は広い。山手線のホームから15番線は遠い位置にある。 その距離は僕をさらに疲れさせていた。 珍しくホームのベンチに座り、電車が来るのを待った。
快速。快く速いと書く。 快速は確かに速いかもしれないが快いかどうかは疑問だ。 なぜなら、大量に人が乗り込み、すし詰め状態。 始発の上野駅からの乗客の中に、 ビールとおつまみで極楽気分なニッポンのお父さんもいる。 たしかに彼らにとっては快いかもしれないな。
そんなことを考えていると、鳩が近づいてきた。 ちなみに僕は餌となるものを持っていない。 僕を餌とみなしているのか。 ヒッチコックの『ザ・バード』を思い出したが、 鳩は1羽。平和そうである。平和の象徴だからか。
ふと横を見ると、ダンボールと青いシートが必須なおっちゃんがいた。 スナック菓子を食べつつ、鳩にも餌を与えていた模様。 丸々太らせて食べるつもりだろうか。高級中国料理にも鳩ってあったな。 徹夜明けの脳はくだらない事を次々と思い浮かべることができる。 これは才能かもしれない。要らないけど。
大きなポテトチップが床に1枚落ちていた。 しかし鳩は見向きもせず、おっちゃんによって粉々にされた物を、 ついばみついばみ。歩いていた。
子供が鳩を追いかけ始めた。 鳩は始めのうちは早歩きだったが、足が付いてゆかず、 結局屋根の鉄骨に逃げてしまった。
鳩を追いかけていたうちに、おっちゃんはどこかへ消えていった。 ポテトチップはそのままの形で残されたままだった。
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