闇鍋雑記帳
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こんにちは。おかね坊でございます。
さて、昨夜はプニ拷問のお陰で午前2時就寝。午前7時には出ようという話になっていたのですが、目が覚めると、出発時間を遙かに超えた午前7時40分。全然だめじゃん・・・。(´口`;)
寒い場所に行きますので、温かいお茶を準備し、夫とプニ坊を起こしに行きましたが、プニ坊は午後11時半などという、酷い時間に寝ましたので、起きる事が出来ません。ですが、もう午前8時を超えましたので、普段の生活に戻るためにも、心を鬼にして起こしてしまわねばなりません。 「プニちゃん、おはよう。朝だよ〜。おっきしなさいよー。」と、声をかけると、ウニウニプニプニしていたプニ坊は、「おにく、持ったね〜」と、寝ぼけて頓狂な事を申しておりました。 「お肉、あるから食べに行こう。まんま食べるよ。」と、声をかけると、ぴょこたんと起きあがり、満面の笑みでリビングにやって参りました。
今朝は夕べ作ったサンドイッチですが、プニ坊は鮭寿司の方が欲しいらしく、「これたべる」と、鮭寿司を指します。どちらでも、食べてくれれば問題ありませんので、鮭寿司を食べさせます。 鮭の大きな固まりがあると、口から出してしまいます。それ、やめろっつーの・・・。(-"-;)
何とか朝食を食べ(させ)終わり、残ったサンドイッチをラップで包んで荷物の中に放り込み、昨夜準備した荷物を車に積み込んで、午前9時頃にようやく出発でございます。
さて、現地に着くまで、ほぼ3時間強。東名と藤枝バイパスを使い、山奥に向かって突進して行きました。 夫曰く、「今日は貸し切り状態じゃー」だそうでございます。 通行止めの看板が出ていましたが、「こうでなきゃいかん!」と、突破し、どんどん山を登っていきます。標高が1400mほどの山でございます。上に行くに従って、つららが出来ていたり、雪のかけらが落ちていたり、落石があったりと、昔、愛車のカプチーノを駆ってよく走った林道と同じ雰囲気を懐かしく思いながら、風景を眺めておりました。
さて、ようやく雪が見えてきて、冬山らしくなって参りました。 進めるところまで進みましたが、アイスバーンがひどくなり、これ以上は、四輪駆動車か、チェーン装着、若しくはスタッドレスタイヤでなければ行けないというところまで行き着き、車を止めて、そりを出して頂上目指して歩き出しました。 山頂まで、ほぼ2kmくらいの地点でしたが、山道の2kmというのは、かなり長距離でございます。しかも、雪道。 夫は登山シューズを履いておりますが、ワタクシは無印製のカッターシューズでございます。セーターにゴアテックスの上着のみで、マフラーも手袋も無し。雪山をなめている装備としか思えませんね。。。(汗) まあ、この山は、夫が以前上った事がありますし、我々は本州最北の地で暮らしたという事もあり、寒さにはそこそこ耐性があるという事もあるからこそ、出来たものでありましょう。マイナスも10度を超えてしまうと、あまり寒さを感じないものですし・・・。
プニ坊も、はじめのうちこそ、そりに乗ってニコニコしておりましたが、そりから2度ほど落っこちると、もう嫌になったようで、「おりる!」と言って聞きません。そりに乗ってくれると、夫もワタクシも本当に楽なのですが、そうもいきません。 プニ坊の手を引き引き、雪の林道を歩いていきます。
ウサギの足跡やら、蹄のある動物の足跡も見つけましたが、彼らは崖のギリギリの部分も平気で歩くのですね。これには大変驚きました。崖も、相当急な崖で、谷もかなり深く、これは落ちたら絶対助からないだろうという感じの崖でございます。ガードレールがあるからといって、安心もしていられないです。 こんな急な崖でも、長いケーブルを渡して作業をしている人たちもいるのですから、彼らの安全を心から祈るばかりでございます。
どんどん進んでいくと、「ここの水は日本一美味しいです」という立て看板を見つけました。矢印の方向に顔を向けると、水源があり、清水がわき出ておりました。その隣にはつららというよりも、ドーム型になってしまった湧き水の氷柱が2本ほど出来ておりました。色はとても綺麗な淡いアクアブルー。どうしてここだけこんな色に染まっているのかしら・・・と、思うほど、白い世界の中に、氷柱のみたいへん美しい色でございました。
プニ坊はそのうちに歩くのが嫌になり、「抱っこー」と、抱っこを要求します。夫と二人で代わる代わる抱っこしていきましたが、頂上まであと500m程を残した地点で、顔に涙を浮かべながら「もうかえる!」と、駄々をこね始めました。 もう眠くなってきている事は分かっておりますし、無理をしても仕方がないので、ここで見切りを付けて下山する事に致しました。 今来た道を舞い戻るのですが、プニ坊は、相変わらず歩く事を拒否いたします。 夫が、自分がそりで下るついでにプニ坊を一緒にそりに乗せてくれましたが、プニ坊は嫌がって絶叫しながら降りていきました。林道が貸し切り状態なので出来る技でございます。 ワタクシは徒歩で、アイスバーンを避けながらとことこ降りていきます。プニ坊が目に涙をいっぱい溜めて抱きついて参りました。それ以降、夫がどれだけ抱っこしようとしても、夫を拒否し、ワタクシのみに抱っこを求めるようになってしまいました。( ノ_T) 13kgの肉塊を抱えて上り下りするのは、結構厳しいものがありますが、雪道ですので、余計に神経を使います。とうとう車まであと数百メートルというところで限界が来ましたので、プニ坊に「かあちゃん、ちょっと腰が痛いから、おんりできるかな?」と言うと、素直に降りてくれましたので、手を引いて行きました。すると、夫がプニ坊を連れていってくれましたので、ワタクシもそりに乗って降りる事に致しました。 そりに乗って降りると、その楽な事楽な事・・・。今までの努力がアホらしく思えてしまいます。ですが、プニ坊が嫌がってしまうのではお話になりません。楽だし楽しいのになぁと思いつつ、車の近くまで行きました。
さて、車に戻って、ズボンだけ着替えをさせ、下山でございます。 本当なら、もう少し早く出られれば良かったのですが、今回はそうも行きませんでした。それが残念でございます。 ワタクシも、久々に帰省以外で遠出で遊びに行く事が出来ましたので、楽しく過ごす事が出来ました。夫も楽しんだようですので、良かったです。
家に戻り、食事を採ってからプニ坊を寝かしつけてようやく午後10時。 明日は何時に寝かす事が出来るのかが、最重要課題でございます。
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