証 
月-YUE-



 死ぬということ

同じ学年の、同じ一貫コースの男子が
昨日交通事故にあって
亡くなりました。
バイクで2人乗りしてて
前に乗っていた人は即死。
後ろに乗っていた彼は7時間の救命処置の末
亡くなられたそうです。

だけど。
全然実感がなくて。
大して友達でもなかったし、4年間話したこともなかった。
だけど。
またフラフラと学校にくるような気がして。

担任の先生が泣きながら話してた。
男子が泣いてた。
だけど。
何で泣いてるのか良くわからなかった。

まだ信じられない。
花とか机の上におかないで欲しかった。
信じてないよ。信じてないから。
みんな口々にそういって
現実から目をそらそうとがんばったんだ。

彼と仲のよかった私の友達は
泣くのを必死で我慢して
午後の授業でみんなを笑わせようとがんばって
部活で泣きそうになってた。

先生が彼のことを話したとき
教室の空気が凍りついた。
しばらくそんな空気のまま、
午前の授業は終わった。
しんとしてたけど、心の中で考えていたことは
みんな同じだったように思う。

死ぬってどういうことなのか
よくわからない。
彼がもう
二度と悪態をつくことも
廊下でぶつかることも
動くこともないのかと思うと
すごく不思議で変な感じがする。

全然友達でも知り合いでもなんでもなかったけど
やっぱりかなしいよ。

私に求愛(?)していた例の男子は
私が死んだらショックで学校では泣けないって言ってた。
家に帰って一人で泣くって。
愛する人(笑)が死ぬのはしんどすぎるって。

いろいろ考えた。
勉強にも授業にも身が入らない1日でした。

2002年11月05日(火)
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