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■ 現実
昼休みに臨時学年集会がありました。
全員で黙祷。
お通夜と告別式のお話。
だんだんと形になっていく現実に
みんなの想いが
はちきれた。
昨日までは
みんな結構平気な顔して
『ウソでしょ？』みたいな
空気だった。
昼休みに現実を突きつけられ
午後の授業は、成り立ってなかった。
教師たちはおとなだから
やっぱり、強いよね。
５時間目は英語の授業で
先生が相当遅れてきた。
だけど、いつもなら騒がしいあの教室は
誰も 一言もしゃべらなくて
すすり泣く声だけが響いてました。
だけど私は
何でか泣いちゃいけないような気がして
泣かなかった。
いつまでも沈んでたって
彼は喜ばない。
みんなして泣いたって
彼は戻ってこない。
誰かが気をしっかりと持たなきゃ
みんな立ち直れなくなる。
妙な冷静さが、私を包んだ。
今頃になって、私は泣きそうになってます。
人より鈍いのかもしれない。
その時間の途中で
教室を出て行った男子がいました。
言葉では言い表せないような
苦しい感じがした。
私が今
好きな人です。
私って最低だ。
こんなときなのに、好きな人のこと考えたり
この悲しみを利用して
彼女が何か行動を起こすんじゃないかって考えたり
みんなが彼のことで泣いてるのに
私は自分のことで泣いた。
↑今日の３時間目の休み時間
友達に相談事をして
泣きました。
いっぱいいっぱい
いろんなことが重なりすぎて
きつくて
どうしようも出来なくて
自分が嫌だ。
いらつく。
それから、もうひとり
明日でうちの学校を去る人がいます。
『愛してるよ』とさけんだ彼です。
みんなに、うるさくて馬鹿でうざいやつって
思われてるようなやつだけど
私は彼が裏ですごく悩んだことも
しっかり考えてたことも
泣いたことも
がんばったことも
全部知ってるから。
やめて欲しくなかった。
・・・ナーヴァスになりすぎてる
しっかりしなきゃ、自分。
うちのクラスには、
亡くなった彼と同じように事故にあって
６ヶ月以上入院して
無事に復帰してきた女の子がいます。
昼休みの集会の後、戻ってきたときに
その子が歌ってたんだ。
友達に『ノリノリだね』とか言われて
けらけら笑ってたんだ。
みんな無言で、泣いてて
･･･昨日もそうだった。
申し訳ないけど
軽蔑します。
いくらなんでも、もっと周りの様子を見て欲しい。
まるで他人事。
信じられない。
・・・きつい。
部活も恋愛も勉強も学校生活も
全部が重くなりすぎてる。
どれも消せない。
天秤ではかれない。
どうすればいいだろう
今日も何もやる気がしなくて
一日たらたら過ごした。
2002年11月06日(水)
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