『今日の一言』
因幡うたぎ



 初めての、オンラインショッピングが、データーダウンロード式の本とは・・・(苦笑)

−−−我輩は、さり気なく雨を呼ぶ女である。「降りそうだな」「でも、今は止んでるな」という状況において、外へでると、決まって、雨が降り出すという、困った性質を持っている。ちなみに、今日もそうだった。午前中の終わりかけた頃に雨の切れ目を縫う様にして外にでた我輩。自転車かっ飛ばして近所の図書館へ借りていた本を返しに出かけたのだが…ペダルを漕ぎ始めて、1回、2回…3回目にして、ポツリポツリとなにやら冷たいものが顔に当たった。−−−またかい。またなのかい!ふふふ、そして、やはりと言うか、何と言うか…図書館への道のりの最中降り始めた雨は、我輩が図書館にはいると止みやがったのさ。ふふん。(←やけくそ)−−−これは、どういう事なんじゃろか?真面目に己の不運を嘆きつつ、再び自転車を漕ぐ我輩。そして、たった100m先の本屋に行く間にもまた降り始める雨(笑)−−次は、銀行に国民年金の振り込みに行かなきゃ…と本屋を出ると、止んでるし。雨。(苦笑)−−その後はとりあえず降られなかったので、頑張ってえっちらおっちら1kmちょっと離れた場所にある本屋まで遠出をしてみたり。−−何故、こんな天気の日にそんな事をしたのかといえば、今月発行予定になっていた中央公論新社のノベルズで茅田砂胡著/「暁の天使たち」を探していたのである。25日発売となっていて、出版社のHPを見ると既に発売されている感じに書かれている。なのに…何処の本屋にも置かれていないのである。これは、如何なる仕儀なのであろうか?結局、遠出したにもかかわらず、本は見つからなかった。−−本当に発売されているの?ねぇ??(T■T|||−−−中途半端にHPで初っ端の20P分を読んでしまったので(立ち読みコーナーというのがあって、冒頭20Pを無料で見ることが出きるのだ/笑)続きが気になって気になって仕方がないのに〜〜〜!!!−−−−そして、我輩は初めてダウンロードで本を購入した。所謂、電子図書というのだろうか?データーとして、本を1冊分丸々ダウンロードするのだ。お金を払って。−−−そして、我輩は念願の「暁の天使たち」をこの目で拝む事に成功したのである!(←もちろん、本を見つけたら、そっちも買うつもりだったりする/苦笑)

------ここから先は、「暁の天使たち」のネタバレである。読んでいない人は読むのを止めるべし!----------

うへへへへvv(気色悪い笑み)−−−金銀黒ネズミ達のガクエンモノですぜ!ははん♪壊れました。読んだら我輩。いやぁ、もう茅田さん、やってくれるね!もう、笑いが止まらなくて、腹がよじれるかと思ったさ!−−−あの、デルフィニア戦記の彼らが、ボンジュイに戻ってきて、スカーレットウィザードの外伝のラストに繋がるわけだが……若返ったリィとシェラのコンビはビジュアルで見ない限り、言葉だけなら、あちらの世界にいた時と変わらない感じである。今回初登場で、その場の笑いを奪い取った一番手は、リィの遺伝子上の父上さま、アーサー氏である。あの頑固さは、ブラボーだ。昔、リィにタコ殴りにされた事があるにもかかわらず、一般常識を愛するあなたは、凄いッス!免停食らう程のスピードで車かっ飛ばして帰ってくる父!息子ラブ?とか思いつつ…かなり、頑張ってる彼は、決して悪い人間ではないようだが、一生リィの本質を理解できないような気がしないでもない今日この頃(苦笑)その彼の奥さんであり、リィの母上サマ:マーガレットさんは、旦那と逆に独特で面白いキャラである。あのホワワンとした言動でいながら、どこまで理解しているの解らないが、生まれたばかりのリィをルーに預けちゃうのに抵抗を感じず、「ちょうだい」といわれて「あげるわ」と言ってしまう、彼女独自の納得の仕方がブラボーである。(なにせ、本人にも説明できない、本能的な納得らしい)旦那さんももう少し柔らか頭になれれば良いのだが…こればかりは仕方がないようだ。というか、物分りの良い人間ばかりが出てきても物語的に面白くないのだから、展開的には正しいのかもしれない、このキャラ配置。なにせ、片や人類外の存在だ。対象はやはりゴクゴク一般的な人類を更に誇張した人間であった方が、話的に面白いはずである。…何んて、読み方する人間は嫌われそうだな(苦笑)−−−ソレはともかく。前作のラストで予告された通り、これは「ガクエンモノ」なのである。つまり、彼らは学校に行くわけである(苦笑)あの2人が学校…(忍笑)それも寮に入るってか?そして、普通に授業を受けるのか?−−この巻では、授業風景は出てこなかったので、どれ位の学力があるのかは計り知れないが…とりあえず、学校に場を移した途端、ダン・マクスウェル登場である(笑)ふふふ、彼の頭の硬さはある意味、パパ・アーサーよりもっと酷い。というか、「もう、こいつ何とかしてくれ」と頭を抱えたくなるほどの融通の効かなさである。父親と母親がアレなのに、どうして子供はコレなのか?そう思わずにはいられない今日この頃。ああ、早く復活してくれないかな〜怪獣夫婦(余談)−−そしてそして、頭の硬いダンのおかげで可哀想な警官8名サマの屍の山が(死んでないってば/苦笑)築かれるわけなのだが……この時既に、我輩、なにやら予想外の登場人物達の登場に「え!?ちょっと待って!?」と、思わず画面に向かって叫び続けていた。−−−よもやまさか、彼らが復活するとは思ってなかったぞ!これは、かなり…かな〜り!驚いた!!−−−『♪死んだはずだよ、お富さん♪』ならぬ、『ファロット2名サマ、祝★復活!』でござんす。はははん♪(←かなり動揺)−−−シェラちゃん、学校に来る途中で意味ありげな会話の最中葛藤してたが…そういうことだったのね(納得)そうだよね、黒い彼氏が復活して複雑なのは解るんだ。うん。っていうか、高校生っすか。彼氏(爆)いや、リィ達が中学生っていうのも、結構キテマスガ(自虐)黒い彼氏、高校生の上、課題っていうか試験受けてるし。……そして、追試の事気にしてるし。……なんだか少し、明るくなった?っていうか開き直りすぎだ。あんた(爆笑)ああ、コレからの展開どうなるんだろう!−−−っていうか、黒い彼氏曰く「仕立て屋さん」は、なに考えてるんじゃい!と思ったら、どうやら本命を復活させる時の腕ならしであったらしい。−−黒い彼氏は練習台だったわけか(苦笑)−−折角平穏無事に学生やろうとしていたリィ&シェラだが、いきなり目を覚ました「黒い太陽さん」の元気な暴走によって、あっという間に化けの皮がはがれてしまったし(上手なネコではなかったが、一応大人しい面の皮は被っていた様子である…存外、剥がれるの早かったな/遠い目)……そして、結局そうなるのね!うふん♪(←いい加減これやめようよ、自分)おめでとう!復活★生身の体&若返り!!って事で、黒い太陽さんも仲間入りv−−−かくして、『大学生の黒ネズミ』と『中学生の金銀ネズミ、&ダンの息子』、『高校生の黒い彼氏&恐らく多分やっぱり高校生やるんだろう、黒い太陽さん』…彼らが今後、どんな騒動を巻き起こすのか!?だって、「ガクエンモノ」なんだよ!「ガクエンモノ」!やっぱり、学園祭とかあるのかな!!(想像したら…Σ吐血)ああ、なんだか盛りあがりそうな所で……待て、次号!!なのであった。Σアウッ!うにゃ〜そんにゃ〜次は7月〜〜!?遠いよ〜〜(T△T)−−−はたして、次の巻では、キングとクイーンの復活なるか!っていうか、何処まで破壊的に話は転がって行くのか!?−−−そして、黒い太陽は、本当に医者を目指すつもりなのか!!!(爆笑)−−−謎は謎を呼び、我輩は、アドレナリンがあふれて止まらない!気になって、夜も眠れないよ!(原稿やらなきゃ、だから丁度良いけど/←瞬殺)−−−ああ、どうなるんだ〜!!……教えて、茅田さん!(見事に壊れた感想文/完)←しかし、こんな壊れた我輩の読後感想文読んで、果たして何人が理解できるであろうか??(笑)

■更に、読書感想■
昨日「ちょー」シリーズの最新刊を買った。勢いが段々死んできているような気がする。早い所終わらせるべきではなかろうか?野梨原花南さんの持ち味ってあの闇雲な文章の勢いと素晴らしい発想力だと、我輩は思うのである。(キャラもカッ飛んでるけどな!)−−それが、随分と切れ味弱くなってきている。少し、心配だ。一気に行くべし!ラストまで〜〜〜!!!…と、エールを遠く千葉の空から送っておこうかね。(苦笑)
ついでに、毛利志生子著「琥珀の夢(深き水の眠りシリーズ)」も読んだ。これも、今回インパクト弱かったな。激しさが、ない。最初に残した禍根をやんわり刈り取ったという感が否めない。ちなみに、我輩は「吼」ファンなので、彼の活躍が少ないと、ちょっぴり寂しい今日この頃。

■今日は何の日?■

 3/29・・・ 730年◆薬師寺東塔、建立
        1113年◆延暦寺僧兵、清水寺堂舎破壊事件
        1661年◆伊達堀、完成
        1683年◆八百屋お七、火あぶりに
        1872年◆入れ墨禁止令
        1911年◆日本初の労働立法、工場法、公布
        1952年◆初の無形文化財、誕生
        1957年◆南極越冬隊、南極に初上陸
        1973年◆最後の米軍、ベトナムから退去

−−−八百屋お七は放火をして、江戸の町を焼き払った訳だが…コレは、実話を元に戯曲になっている。我輩の脳裏には、紅蓮の炎が街を焼く中、火の見櫓に昇り、半鐘をかきならす、帯もダラリとはだけた恋狂ひの女の姿が浮かぶ位で、そこまでの経緯がとてもあやふやで思い出せない。−−彼女の心に燃え盛る、狂恋の業火が、そのまま江戸の町を燃やし尽くしたような…そんな話なのだが、昔も今も、こういう「狂気」を人は好んで戯曲にしたりする。狂う程の思いというものは、人の胸をざわざわとかき乱し、引きつける魔力を秘めている。−−お七の話の他に、恋に狂った女の話といえば、「娘道成寺」が有名であろう。恋慕の情が強くて姫が大蛇と化す話(歌舞伎の大きな釣り鐘の中に入った姫が、次に大蛇になるシーンは早代わりの名シーンである/余談)である。−−−しかし、何故化けるのは女なのか?男が化けたって良いじゃないか??と我輩などは思うのだが(特に現代社会は男女問わず「ストーキング行為」をしてしまう狂った人間が出る位、精神面で病んでいる方々が多い昨今の世の中である。…しかし、事恋愛に関して、ソレほど大昔と現代とで変わった様に思われないのだが/苦笑)−−皆様は、どうどう思われますかね??女ばかりが化けるというのは、男尊女卑の顕れなのかな〜?女人禁制とかの神域の決り文句は、「女は煩悩が多いから」とかだが…こういう所も「男社会」なんだよね。煩悩なんて、男だった変わらないと思うんだけどな〜。っていうか、下半身暴走方は男の専売特許では??(←暴言)

2002年03月29日(金)
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