宗教と選挙は似てると思う、いや、なんとなく
ここの所、自分でもなんでこんな事してるんだろうって思うような場所に
呼び出されたりする、これが責任ってことか・・・
佐々木小次郎ってみなさん知ってますか?
去年まであんまり知らない人もいたんじゃないかなw
大河ドラマにもなって何かと有名になった剣豪の人です
ちなみにうちは佐々木小次郎の実家(お寺)の檀家に入ってます
先日、そのお寺の報恩講の時に寺番が回ってきました。
報恩講ってのは浄土真宗の親鸞聖人(しんらんしょうにん)が
死ぬ前に7昼夜、南無阿弥陀仏って唱え続けて死んだってことで
ありがたいからみんなでお経唱えてあげようってイベントです
檀家の寺番の役員はそれに強制参加なわけで、行ってきました
お昼から午後11時ごろまで、お経と説教を聴いてきました
説教ってのは宗教の教えをえらい坊さんに聞かせてもらうことです
このじーさんがまたおもろい人で
実際説教といっても、宗教関連の話はほとんどなくw
ひとり漫才みたいな話をしてくれます
5つほど小話を聞きましたが、中でも面白かったのが
彼の祖父のお話。
彼のじーさんは世界各地を飛び回っていたそうで、
ソ連、インド、シンガポール、カナダ、あちこちで宗教を広めていた
いんたーなしょなるな人だったらしい
ある日、彼の祖父について話がしたいと、とある大学の教授が尋ねてきたらしい
その教授はいきなり、こう言ったらしい
「あんたのじーさんは旧日本海軍のスパイです」
おどろいたじーさんはさっそくシンガポールへ飛んだ
地元の人に祖父の事を聞くと、祖父は毎日のように
漁港近くの鐘つき塔で鐘をついていたそーな
それを聞いて、その塔の螺旋階段をぐるぐる登っていくと
塔の中腹あたりまできて、壁にはめ込まれた写真をみつけて驚いた
「こりゃワシのじーさんじゃないか」
そこには祖父と祖母の綺麗な格好した写真が飾ってあったそうな
さらに塔を上って頂上までくると、確かに鐘がおいてあった
なるほどなるほど、ここで祖父は毎日鐘をついていたのか、
横についているちっさい小窓を開いて見てじーさんはまた驚いた
そこからは軍港のすべてが見渡せた、
それでじーさんは確信した
「祖父は間違いなくスパイだったんだろう、と」
毎日鐘ついてるようにみせてその実、こっから双眼鏡でみてたんじゃな
日露戦争の時、日本が世界最強のバルチック艦隊をやぶったのは
こうしたスパイの働きがあったからなんだろう、と
彼の祖父は軍港から出航した軍艦の数と燃料を正確に伝えた
日本海軍の連合艦隊長官、東郷平八郎はこの連絡を聞いてすぐに計算した
その艦隊の数と燃料で、日本へどういうルートで来るか、を
ルートは2つ、日本海側を回るルートと、青森の上を回るルート
燃料から計算するに、間違いなく日本海側を通ると確信した東郷平八郎は
日本海軍の全艦隊を日本海に集結させ、バルチック艦隊を挟み撃ちにした
作戦は大成功、日本は世界の強国ロシアをやぶった
もし彼の祖父の情報があの時無かったら
今頃日本はロシアの占領下におかれていただろう、と
しかし宣教師のスパイは過去の歴史をみても全然珍しくないらしい
布教活動という大義名分をちらつかせ、スパイ活動をこっそりできる
そうだお寺へいこう
団長の今日の一言
「獣使い68歳になりました」
|