団長の日記
えびぞりジャンプ

2004年11月01日(月) 最終話


つぎのあさは、あっというまに やってきました。よる ねむるとき
クマネズミは ふとんのなかで いろいろ かんがえていましたが、
あさ3じに おきたときには、たのしい けいかくが できあがっていました。

カヤネズミの あさも、はやく やってきました。
なぜなら、クマネズミが 5じに おこしにきたからです。
「ぼく、パーティの しょうたいじょうを たくさん かいたんだ。
 それを きみと カエルさんに てつだってもらって
 いっしょに くばりたいんだけど、どうおもう?」
あさの5じでは、カヤネズミは ねぼけまなこです。
でも 7じになると、クマネズミより もっと げんきよく いいました。
「さあ、はやく カエルさんのところへ いこう」

そのひ、3にんは とてもたのしく すごしました。
カヤネズミは、やねが すっかり なおっていましたし、
カエルは、いえで ずっと ねていたので、そとの くうきが きもちよかったし
クマネズミは、ともだちと いっしょに すごせたことが、なにより うれしいことでした
3にんは、あるいて あるいて、
ゆうがたには しょうたいじょうを ぜんぶ くばりおわりました。
でも、いちまいだけ のこっています。

3にんが コウモリのいえに ついたとき、
まどには カーテンが しまっていました。
クマネズミは、ゆうびんうけに 
そっと しょうたいじょうを いれると、
もうひとつ、ポケットから きれいな
あかい ふうとうを とりだしました。

「なあに?それ」と、
カヤネズミが たずねました。
「コウモリくんへの とくべつなてがみ」と
クマネズミは いいました。
「ちょっとだけ、とくべつのね」
そのとき、クマネズミが ウィンク したように みえました
それも そのはずです。
ほんとうに パチリと ウィンク していたんですから!





「クマネズミくんへ
 きみはすてきな ともだちです。
 きみと ともだちになれて
 ほんとうによかったとおもっています。
 きみはたいせつな たいせつなともだち
 それをつたえたくて
 てがみをかきました。 またね!」





















団長の今回の絵本

「アンソニーフランス作、ともだちからともだちへ、全文」


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