午前10時過ぎに、masayaのメッセがオンラインになる。
11時過ぎに声かけようかと。
うんうん、いつでもいいよ。出れるようにしとく。
じゃぁ、電話する。
あい。待ってます。
じゃぁ、俺は仕事するから。
シャワーを浴びて出かける用意をすると、もう11時前。 11時に携帯が鳴る。 待ち合わせを場所を決めて、あたしは車でそこまで向かう。 20分くらいかかるかなあ、、、。
待ち合わせ場所には、もうmasayaが待ってた。
こんにちわー。
と、他人行儀な挨拶だぁ。 でも、挨拶は人間の基本なので、挨拶をきちんとする人は好きです。
近所のレストランに入る。 まだ正午前なので、駐車場も混んでない。 店内もまだ満席まで余裕はあったが、 もう窓際の席は埋まっていて、 フロアの中程の席になった。
ランチを頼んでふたりで食べる。 些細な事が嬉しい。 一緒に食べると美味しさが増すような気がする。
masayaは生のトマトが嫌い。 あたしは生のトマトが好き。 だから、トマトとカリフラワーをトレードする。
美味しいねぇ。 おいしいねぇ。
おいしいねが倍に増える。嬉しい。
今日はいつもと並びが違う日。 あたしが運転あたしが右側。 レストランもあたしが右側。 なんとなく、masayaが違って見える、気のせいかなぁ?
お昼時の店内は主婦のランチ客で埋まってゆく。 食事をとりながら、あたしは脚を彼の脚に絡ませる。
ねぇ、見えるねぇ。きっと。
うむ。見えるでせう。
すぐそこに腕があるのに、触れられないのはもどかしい。 食後の珈琲を飲みながらmasayaの小指に触れてみる。 すぐそこに彼の顔があるのに、キスできないのは淋しい。
珈琲を飲み終わって席を立つ。 もう帰る時間なのね。ちょっと淋しい。
車に戻る時に彼が言う。
2時頃までは大丈夫だよ。
え?そうなの?だって、2時間程しか時間取れないって。
車の中でキスをして、ああ、やっとキスできたって、ちょっと嬉しい。
うちで、ちょっとだけマターリとしますか?
あい。そうします。
そんなこんなで、思いがけずまたあたしは青い部屋に居た。 いっぱいキスして。いっぱい抱き締めて。 言わなくても彼はそうしてくれる。 短い時間だけど、抱き締められて 抱き合って、ああ、幸せだぁと、思う。
ねぇ。時間取ってくれてありがとう。
いへいへ。どういたしまして。
結局、なんやかんやで、今週も3回も逢ってるね。
えへ。そうだね。
ほんとに思いがけず時間が取れて嬉しかった。 ありがとう、と感謝してみる。
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